応援してたら、応援されてた
いよいよツール・ド・東北本番だ。当日の朝は早いため、前日からクルー用の宿泊施設に泊まらせていただいた。私は、気仙沼エリアのクルーだったため、気仙沼市本吉公民館にお世話になった。女性は、全部で7名。布団や毛布を運び、畳の部屋に修学旅行のように枕を並べた。初対面同士、女性一人で参加されている方がほとんどで、心強かった。わくわくしながらもすぐに目を閉じた。
ついに応援の朝がやってきた。私は、立哨という業務を担当した。コース上で、ライダーを誘導したり応援したりする係だ。立哨クルーに必要とされるスキルは、「大きな声」「笑顔」「体力」「応援力」らしい。全力で応援するぞ!と胸をわくわくさせて担当場所へ移動した。
しばらくすると、ライダーがやってきた!うれしい!と思うと同時に「がんばってくださ~い。」小さな声が出た。あれ!?ちょっと声が出てない。自分の思いと声の大きさとのギャップに少し戸惑った。「大きな声」が意外と出ない。しかし、しばらく続けることでだんだんと大きな声が出るようになってきた。「がんばって!」「がんばれ!」私が担当した地点は、分岐点だ。間違えて走行してしまわないように全力で叫んだ。「気仙沼は真っ直ぐです!」「南三陸は左折です!」ライダーが間違えてしまわないようにしっかりと伝えないと。すると、ライダーは、頷いてくれたり、手を挙げてくれたりして応えてくれる。「ありがとう!」と言ってくれる人もいた。うれしい!もっと、もっと全力で伝える。こんなに「がんばれ!」と応援したことはなかった。応えてくれるライダーの方に応援されて、もっともっと応援したくなった。「応援してたら、応援されてた」という大会のメッセージを実感することができた。人と人とのつながりを強く感じることができた。



