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「最強の2人」という映画。

四股麻痺の富豪と黒人の介護者の交流を描いたフランス映画である。この映画が大好きだという人は多い。


2年半前の抗がん剤治療中に後輩に勧められて観たが視聴後微妙な気持ちになったのだ。

それは私は障害者であるフィリップ側の立場に立って見てしまいた。その前で病院で歩けなくなり介助が必要だった経験もあった。

私は介助者のドリスの大富豪車椅子のフィリップに対するコミュニケーションが余りにも踏み込みすぎで好きになれなかったのだ。


治療の時に心配して連絡をくれた知人は沢山いた。だが中には身勝手なコミュニケーションをする人も残念ながらいて何人かとは絶交した。その知人とドリスが被ってしまったのだ。


今回の治療中に連絡をくれたフィンランドの友人がこの映画を勧めてくれてもう一回見てみる気になった。昨日見返して観て自分の見方が偏っていたのを感じた。


フィリップに通用したドリスのコミュニケーションはフィリップの感性とドリスの感性があり少しずつ積み上げて信頼関係があって成り立つものだ。人は自分に起こった個別の事例を一般化したがる。そういう間違いを自分が犯しているのに気がついた。


これを再見した時にamazonprimeにドキュメンタリー映画「最強の2人」というものがあるのに気がついた。

ドキュメンタリー:最強のふたり(洋画 / 2011)の動画視聴 | U-NEXT 31 ...


映画「最強の2人」は実話に基づいたストーリーでドキュメンタリーでは実話の主人公達や演じた俳優達の思い、監督達の狙いなどが描かれている。50分くらいのドキュメンタリーだったがこれはとても素晴らしかった。

映画では描かれていない実話や私が少し疑問にに思っていた事に対する答えがそこにあった。

このドキュメンタリーで輝いていたのは四股麻痺したフィリップの知性と強さだった。彼は実際は映画で描かれているような気難しい大富豪の障害者ではない。彼を世話する人達は皆障害者である彼に救われている。そんな気がした。

彼は言う「私はパラグライダーをしたりライバル会社を駆逐してきた。今はそれら全て出来なくなったどころか一歩も動く事が出来なくなったが逆に色々な事がみえるようになった。」

彼の介護人(実話はアブデルという名前)も彼は全く履歴書を見ずに決めたそうだ。

彼は彼に必要なものを直感で選ぶ事が出来る。アブデルは彼に正確に見出されて選ばれたのだ。フィリップの知性や強さは彼を世話している周辺の人達にとっても宝であり彼を中心に世界が回っている。映画の中ではフィリップの恐怖、不安とドリスの奔放さと優しさだけが強調されている。映画の中でフィリップの強さと知性を表現出来なかったのだろうか。それだけが残念に思う。


さてこの映画はもう一つハリウッドのリメイク版が存在する。The upsideという洋題で舞台はアメリカになる。

人生の動かし方』アメリカ版『最強のふたり』は本質を見誤っていたチェ ...


この映画も上記ニ作を見てから観たが駄作だった。何故ハリウッドはこの作品をリメイクしようとしたのだろうか。

脚本は原作が2人の障害者(1人は身体的障害者、1人は社会的障害者)の友情にフォーカスされていたがハリウッドリメイクは2人の障害者が如何に復活するかに焦点があてられていたように思う。だから2人のやり取りが表面的でガサツなように思え前作の良さが消えていた。


配役も良くなかった。

フィリップは原作の俳優の貴族感が消え

デルはユーモアや繊細さが消えガサツなだけで

秘書はただの鉄仮面だった(ニコール・キッドマン自体は好き)

原作とは違いフィリップは文通相手と出会うシーンがあるがこの女優さんは「Good wife」の鉄仮面弁護士だった。「Good wife」は傑作だがこの場面でこの女優さんはないやろーーと思った。

海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフ シーズン5 17話ネタバレ ...



退院後すっかりブログ書くモチベが無くなりほったらかしにしていたのですが、そうは言っても見てくれる人はいるんですね。。

有難い事です!!!

自己満というか後から自分史として読み返せたり何かの時には残せるものにしたかっただけなのですが。

退院しておよそ3週間。

現状は体調はやや上向きではあります。
体育館での筋トレやプールで泳いだりはしております。
ただねー身体作りが身体作りになってないのが現状でして筋肉量は健康時の−5kgくらいで筋質点数も上がってきません。
これぐらい筋トレしたらこれくらいは上がるという感覚はあるのですがそこから大きく外れるという事はまだ身体が筋肉増強出来る状態にはなってないという事を意味します。

自家移植はやっぱりそれなりに影響があるようでして髭や髪の毛も全く生えてくる気配がありませんし、アンダーヘアも薄くなった気がします。

睡眠はかなり寝付きが悪いと感じています。

これは原因が自分の中で明確でして心拍数が高い事が原因と見ています。Apple Watchデータを見ると相関性が明らかにあるのでこの辺りは少しかかるのかなぁと思います。
主治医曰く心臓エコーで見る限りちょっと心臓の動きぐおかしいかもと仰っていたので。

この所はあれだけ観ていたnetflixやアマプラを観ていません。理由は色々あるのですが無菌室で至近距離でi padや携帯を見まくったせいか、視神経が疲れてしまったと思うのですが一時的に海外ドラマや映画が観れない脳味噌になっています。
今全く筋が追えないし頭に入って来ないので観るのを辞めています。

29日に2週間ぶりに通院しました。
メニューは血液検査と問診と心臓エコー。

主治医は何とコロナウィルス濃厚接触者になっており休みでした。
結構重篤化しやすい体型の人だったので心配だなー。

最近仕事について考えます。
あと5年しか生きられないなら今の仕事を続けるだろうか。
私の知り合いの同じリンパ腫のIT経営者は余命宣告を奇跡的にくぐり抜けて退院した次の日に会社を一つ立ち上げたそうです。
彼にとっては生きる事、生きる希望が仕事なんですよね。家族の次に大切な命なんだと思います。
俺は残念ながらそこまで今の仕事にかけていない自分に気づき轟然としました。

そうあと5年しか生きられないならどんな仕事をするのだろうか。




今日は3月15日の火曜の昼である。
12日土曜の10時過ぎに退院して今に至る。
アメブロは何故か書けなかった。
というか書く気力が無かった。

退院してからの体調不良や環境適応が出来ておらず
今日やっと落ち着いた。だが圧倒的に頭のCPUが低く文字を読む事、文章を作るスピードが今圧倒的に遅い。

色々励ましのメールをくれた人にも返信出来ていない。

「退院おめでとう」
この言葉を今は余り聞きたくない。

そんな事言っている状況ではないし、それを余り理解してない人が勝手にはしゃがれると心底萎える。

別にネガティヴになったり慎重になったり弱気になっているからではない。

何故ならおめでとうと言えるのは癌が再発せずに
あと5年経過してから言える事だからだ。
それまではどんな事があっても一喜一憂しない。

再発して再入院、治療の可能性も存分にある。
最悪の場合は死に至る。
「そんなん考えてもしょうがないやん」
知らない人は気楽にいう。

上記の事が自分に起こる可能性は数%ではない。
数十%のオーダーなのだ。だから覚悟がいるのだ。
それを知った上で「そんなん考えてもしょうがないやん」とその人は言えるのだろうか。

この2年ずっと癌と付き合い続いてきた。
ずっと見つめ続けている。

癌発覚して入院したら「頑張って!」
退院したら「おめでとう、でも無理はしないで!」

癌になって入院したら頑張れない。何を頑張れない。退院したらおめでたいのか。まだまだ付き合いは続くのに。そしてやっと頑張れる状況が整ったのに無理はしないでとか言うのか。

癌に対して良く解らないものと括りすぎて理解があまりにも進んでない。何故こうまで世間の人は逆の事を言うのか。

周囲の人達の善意の無責任な発言は聞き流すしかない。

今回は色々な人達にごちゃごちゃと言った。
その結果離れていった人もいる。
それでも離れずに寄り添ってくれた人もいる。
寄り添ったりしているふりをしている人もいる。
そんな人はきっと他人に寄り添っている自分が好きなだけだろう。

離れずに寄り添ってくれた人を他の人と差別してこれからは大事にする。それは当たり前だろう。

今日は色々ごちゃごちゃ書いてしまった。
時系列でメモで残っている事を記録として記す。

3月10日(木)
点滴がこの日は午前中のみになる。
点滴されている時間はどうしても針が気になったり点滴の落ちる速度が遅くなるのが気になってベッドで寝たきりになりがちになる。それがやっと解放されるのは本当に有難い。

主治医が病室に入ってきて今後の事について話し合う。目先の退院がかなり確実になっていった以上、今後社会復帰についてを話し合いをした。

薄々わかっていたが退院してもかなりのリスクが残るとの事だった。
現在は造血幹細胞が生着したてなので安定するまで時間がかかる。だから仮に退院しても予後が悪ければ即再入院になる。

これからの人生もハードモード。

こうなると会社の上司にも説明が必要だなぁ。
今まではややこしい説明は混乱させるだけだし避けてきたけど。
今の上司はそれなりに寄り添ってくれるのだが問題はこっちの言ったことに余計な解釈や想像をいれたり、自分の体験(外科手術の3ヶ月)に引きつけて勝手に理解したつもりになっている人だから、いつもズレるんだよなー。

この日は映画を2本見た。
「ファイトクラブ」と「ガープの世界」
どちらも2000年以前の作品だが今はこの時代の作品が今は良い。最近の映画は情報量が多すぎ頭に入らなくなってきた。

どうも頭の働きがおかしくなっている。

3月11日(金)

朝の採決の結果を主治医が報告に来る。
どうも血球全体の上昇速度が横ばいで確率は少しながら生着不全もあり得るとの事。
特に白血球が基準の4分の1以下なので白血球を上げる注射をうって退院はオッケーとの事。

で15日にもう一度来いとの事。

その後は担当の看護師さんと長く喋ったり
歯科医にチェックをしてもらったり。

歯科医の先生は相変わらずで
「人に良いと書いて食という字になる。よって食は大事」
「季節の物を食べなさい。それは生活の知恵」
「根菜類にはパワーがある。漢方は中国4000年の知恵の結集だ」
と歯のチェックもそこそこに食の大切さをとうとうと説く。

その後は部屋に馴染みのリハビリの先生を呼んだ。
今回は出番が無かったが彼は多分自分の事が好きなのだろうと思う。

前回の治療において膝と背中に尋常でないダメージを負った。今回の治療の強度は前回以上であるにも関わらずほぼノーダメージだった。とてもラッキーな事だ。

これからの方針はまずは内側広筋を鍛える事、膝と背中の保護の為に股関節を柔らかく使えるようになる事が今後のキーとなる。前回の治療のダメージを抜くためのリハビリはこれからも必要だ。

その後はイチローの初動負荷理論など運動論などについて楽しい雑談をしていた。

夜は眠剤を使ったものの流石に気持ちが昂ぶったのか余り寝れなかった。
ネガティヴな考えとポジティブな考えが交錯した。

3月12日(土)
予定通り朝起きてご飯食べたら主治医が急に心臓のエコーを見たいと言い出した。
主治医は少し動きが怪しい所はあるが退院には問題はないとの事だった。

その後は速攻退院手続きをして10時には外に。

帰りがけに昼ごはんを。
食べたくてしょうがなかったいきなりステーキ。


そして1ヶ月ぶりの我が家へ。
たどり着いて家が綺麗な事にビックリする。

そうか。
1ヶ月前、死ぬ一歩手前くらいはいくかそれを覚悟したんだった。だからお世話になった家をひたすら掃除していた。

1ヶ月前の自分の覚悟にきゅんとしてしまった。

お風呂入ったり少し寝たりして起きたら頭が痛いわ、脱水症状になったりで大変やった。

夜は夜で上手く寝れない。それは今も症状として続いている。