最新ニュースをチェックしよう
日本時間11月16日1時40分頃に控える『ビットコインキャッシュのハードフォーク』についてのニュースをチェックしましょう!
「以前のブログで、イーサリアムのハードフォークについて学習したね?」
「はい。イーサリアムの場合は、開発者コミュニティの同意のもとで行われるので、基本的にはブロックチェーンが分岐することはありません。」
「つまり、新たな仮想通貨の誕生が起こらないっとことだよね。」
「その通りです。でも今回のビットコインキャッシュのハードフォークでは、対立する「Bitcoin ABC」と「Bitcoin SV」の2チェーンに分裂する可能性があるようです!」
「やったー!じゃあ、✨新しい仮想通貨が配布される✨ってことだね!」
ちょっと待ってください 実は、いいことばかりではないんです…
そこで今回は、ハードフォークが起こる前に注意すべき点に関するニュースをきちんとチェックしておきましょう。
仮想通貨ビットコインキャッシュのハードフォーク、投資をする際の「4つの注意点」
by CoinPost
【注意点1:ハッシュ戦争の行方】
Hash War(ハッシュ戦争):自身が支持するプロトコルのブロックにハッシュを集め、ブロックをより長く推し進めたチェーンが生き残り、メインチェーンとして認識される戦いであり、「この戦争の勝者となった方が、既存のビットコインキャッシュとして存続し、敗者となった方が消滅する」
BCH SVの方が、BCH ABCよりもハッシュパワーで優位性を持っていると記述するなど、SVのハッシュレート上昇は分裂通貨の先物取引価格にも影響する形で推移しているが、状況は最後まで見定める必要はある。
「ハッシュ戦争の決着を注意深く見守る必要があるんですね」
【注意点2:当面の間は送金不能の可能性も】
今回「Bitcoin ABC」と「Bitcoin SV」に分岐する可能性が取り沙汰されているが、双方に「リプレイプロテクション」が付いていないということは、分岐したチェーンを別物だと認識させる仕組みがないということであり、敵対的ハードフォークで強制的に分岐した場合、両方のチェーンがネットワーク上に混在することになる。…ビットコインキャッシュのハードフォーク後は価格が乱高下する可能性が高いものの、しばらくの間、送受信を行えないものと思われる。
「えー、それは大変だね…」
【注意点3:日本特有の問題】
根本的に日本の取引所は、「改正資金決済法」など法律上の問題で、金融庁のホワイトリストに登録されていない新規コインをすぐに上場させて取り扱うことができないという問題があるため、根本的に取引や取扱自体ができない可能性はあるだろう。
「金融庁から認定を受けたJVCEA(仮想通貨自主規制団体)が公式でビットコインキャッシュのハードフォークに関してユーザーの注意を促していますね。」
ちなみに、各仮想通貨取引所の対応一覧はこちら(by bitdaysより引用)
「なるほど、これは重要ですね!」
【注意点4:BCH先物取引に関する当局の判断】
取引所Poloniexが開始した先物取引におけるフォーク前トークンは、ネイキッド・ショートに該当し、違法であると見解があります。
ネイキッドショートは、取引に裏付けられる「現物」が存在しておらず、確保されていないのにも関わらず行われる空売りのことを指しており、2008年の金融危機以降、アメリカ証券取引員会(SEC)によって禁止(日本の証券取引所でも2008年以降禁止)されている。
「当局はどんな判断を下すのかを見守る必要がありますね」
今回のBCHハードフォークは、大変注目されているものであり、仮想通貨全体に影響をもたらすでしょうね。しっかりニュースを読んで、めまぐるしく変化する状況をきちんと把握するようにしましょうね。
「そうだね、単に新しい仮想通貨がもらえるって思ったけど、実はハードフォークってめちゃくちゃ複雑だね。」
「ニュースで状況を確認するようにしたいと思います!」
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