ビルボードのNo.1ソングを時系列にご紹介しております。
今回は久々のインストゥルメンタル・ナンバー。
ウォルター・マーフィー&ザ・ビッグ・アップル・バンドの
唯一の全米No.1。
1976年10月9日、1週のみの首位でした。
A Fifth of Beethoven
/ Walter Murphy & The Big Apple Band
ニューヨーク生まれのマーフィーは、子どもの頃から音楽に親しみ、
大学でクラシックの作曲の勉強をしていました。
かねてからをポピュラー風にアレンジされたクラシックの曲が、
チャートを賑わせていたことに興味を持ち、
ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第5番を
ディスコ調にアレンジしたデモ・テープを
いくつかのレコード会社に送りました。
これが1つのレコード会社が興味を持ち
マーフィーと契約しリリース。
個人名よりバンド名が良いだろうということで、
後ろにバンド名が付加されたのだそうです。
この曲がカー・ラジオから流れて来た時、
運転していたマーフィーは木にぶつかりそうになった位、
本人もビックリする大ヒットとなり
チャートのトップにまで上りつめました。
さらに翌年には、あのディスコ映画にも収録されています。