ながらく中断しておりました「究極のパンクロック・ソング」でしたが、今年1月に復活。3月も末になってしまいましたが、復活第2弾をお送りしたいと思います。今回も70年代後半のシーンを盛り上げた5組が登場して参ります。

 


(56) No Action / Elvis Costello (1978)
(57) Bitching  / The Stranglers (1977)
(58) Kid / Pretenders (1980)
(59) (White Man) In Hammersmith Palais / The Clash (1978)
(60) Gimme Gimme Schock Treatment / Ramones (1977)

まずは、今や大御所となってしまいましたが、デビュー当時は怒れる若者として尖がりまくっていたエルヴィス・コステロの登場です。彼の2ndアルバム"This Year's Model"のオープニングを飾ったナンバー、(56)" No Action"。私が初めて買ったコステロのアルバムでしたので、ラジオで耳にしたのを除いて、最初にしっかりと聴いたコステロ・ソングということになります。テンポの良さとメロディの良さが際立つナンバーです。
https://www.youtube.com/watch?v=v-CY_bV8TzE

続いては、ザ・ストラングラーズのこちらも2ndアルバム"No More Heroes"からピックアップしたナンバー、(57)" Bitching"。こちらも煽るようなテンポと意外といいメロディ、そして攻撃的なジャン・ジャック・バーネルのヴォーカルでグイグイ攻めて来る曲。好きな曲でした。
https://www.youtube.com/watch?v=DXs1xbMexeg

そして、クリッシー・ハインド率いるプリテンダーズのデビュー・アルバムからの1曲。シングル・カットもされた(58) "Kid"。イントロの懐メロっぽいギターのイントロに、思わず耳が引っ張られました。曲自体もオールディーズの感覚を醸しながら、新しさを感じるものでした。この辺りから、パンクがニューウェイヴに移行した感がありましたね。強面姐さんのPVでどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=a9K14_By3zM

大御所登場、ザ・クラッシュのシングルのみリリースのナンバー、(59) "(White Man) In Hammersmith Palais"です。この曲、個人的には彼らのベスト・ソングの1つと思っております。レゲエ・ナンバーはデビュー・アルバムから演っていた彼らですが、これを確実に自分たちのものに昇華したものと思います。ライヴ映像でお楽しみ下さい。


今回のラストを務めるのはラモーンズです。こちらも彼らの2ndアルバム"Leave Home"から、(60) "Gimme Gimme Schock Treatment"。初期の3枚のアルバム収録曲は、正直、ほとんど同じ感じで、どの曲がどのアルバムに入っていたか、よくわからない面もあります。この曲もいかにも彼ららしい、疾走感満点のパンク・ナンバーです。
https://www.youtube.com/watch?v=QxTPADwOVRc


今回は結構大物が並んだセットとなりました。あと6回、なんとか頑張ります。