本当に訃報が止まりません。今度は、ジャクソン・ブラウンの盟友として活躍したギタリスト、デヴィッド・リンドレーが、3月3日に亡くなったそうです。享年78歳。

 


個人的には、ブラウンのバンドにギタリストで参加していたことで知ったミュージシャン。リアルタイムでは聴いてなかったですけど、80年代にはソロ作品も発表していました。彼の初のソロ・アルバムは、そのジャケットのインパクトや、邦題としてつけられた「化け物」で、ちょっとイロモノっぽく感じられましたが、ウェスト・コースト・シーンにおいて、重要なミュージシャンでした。

カリフォルニア州の出身で、67年にカレイドスコープというサイケデリック・バンドを結成。かなり前衛的なプレイで、ライヴではヴァイオリンの弓を使ってギターを弾くなんてことをしていたそうです。ジミー・ペイジはこのバンドをたいそう気に入ったそうで、"Dazed And Cofused"でのプレイも、彼を参考にしているそうです。知りませんでした。

ここで、そのバンドがライヴでそんなパフォーマンスを披露していた、12分を超えるナンバー、”A Beacon from Mars”をお聴き下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=ysZf5Kjon2M

カレイドスコープ解散後、73年のブラウンの2ndアルバムから彼に参加し、その後も多くのアルバムに参加しました。その傍ら、81年以降、ソロ・アルバムも発表し、ウェスト・コーストを代表するギタイリストの1人と認められています。

ここで、ソロ・デビュー・アルバムから1曲お聴き下さい。”Twist And Shout”です。

https://www.youtube.com/watch?v=ZISOWfLDbbI

そして、最後に、ブラウンの名曲、"Late for the Sky"です。この曲でのリンドレーのプレイ、胸が熱くなります。R.I.P.