毎年年初に発表される、BBCの今年活躍が期待されるアーティストのランキング"Sound of 2023"。今年もこのほど発表されました。年々、私の興味あるサウンドが少なくなっていく傾向にありましたが、今年は遂に、ロック・バンドやデュオがゼロになってしまいました。打ち込み全盛期といった感じです。そんな状況ではありますが、恒例ですので、今年も取り上げたいと思います。
まずはベスト5の5組です。
第1位 Flo
第2位 Fred Again..
第3位 Nia Archives
第4位 Cat Burns
第5位 Gabriels
今年最も期待されるアーティストに選ばれたのが、黒人女性3人組のフローでした。2位のフレッド・アゲインは白人男性で、DJ風のサウンドの作り。3位と4位のニア・アーカイヴスとキャット・バーンズは黒人女性シンガーで、いずれも打ち込み系。5位のガブリエルズは黒人男性3人組で、今回、最もオールド・タイプのソウルのフレイバーを感じるサウンドでした。
では1位のフローをお聴き下さい。"Losing You"です。
そして、ベスト5入りを逃したのが、この5組。
Asake
Biig Piig
Dylan
Piri & Tommy
Rachel Chinouriri
アサケはナイジェリアの男性シンガー。ビーグ・ピーグとディランはいずれも白人女性シンガー。この辺でようやくポップスの匂いを感じます。それにしてもディランと言う名前は、良くつけたなと思います。ピリ&トミーはチャラい雰囲気の白人男女デュオ。レイチェル・チヌリリは、ジンバブエにルーツを持つ黒人女性シンガー。
いずれも、自分が興味を持てるサウンドではありませんでした。ま、せっかくですから、ディランの曲を聴いてみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=aXIHMeb1W3Q
さあ、この中から、今年ブレイクしてくるアーティストは現れるでしょうか。