本日、ザ・フーのフェイスブックの記事を見てましたら、UKの日刊紙「ザ・ガーディアン」に、ザ・フーのUKシングル・ランキングという記事が掲載されているのに気づきました。

評価基準が何も書かれていないので、良くわからないランキングではありますが、1位が個人的にもかなり好きな曲だったので、飲んで帰って来たのに、記事にして、みなさんにご紹介しようと思います。

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このランキングの筆者は、同紙のアレクシス・ペトリディスという、ロックやポップスの評論家だそうです。34曲がランキングされておりますが、たぶん、全てのUKで発表された全てのシングルが対象となっていると思われますが、一部欠けているのか、USのみシングルも含まれているのか、はっきりとはわかりませんでした。

なお、ザ・フーは今年、06年以来の新譜を発表する予定だそうです。

それではカウントダウン方式でご紹介して参ります。まずは、ベスト20位に入れなかった14曲です。( )内はシングルとして発表された年です。
第34位 Athena (1982)
第33位 The Last Time (1967)
第32位 Don't Let the Coat (1981)
第31位 It's Not Enough (2006)

第30位 Let's See Action (1971)
第29位 La-La-La-Lies (1966)
第28位 A Legal Matter (1966)
第27位 See Me, Feel Me (1970)
第26位 Long Live Rock (1979)

第25位 Dogs (1968)
第24位 Eminence Front (1982)
第23位 Squeeze Box (1976)
第22位 Be Lucky (2014)
第21位 The Seeker (1970)
シングルのみ曲や、80年代以降の曲もあって、さすがの私も知らない曲が何曲かありました。それにしても、「See Me, Feel Me」や「Long Live Rock」がこんなに低いところにいるとはビックリでした。後者をお聴き下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=maD5k-vUI4o

さらに、惜しくもベスト10入りを逃した10曲です。
第20位 Ready Steady Who (1966)
第19位 Happy Jack (1966)
第18位 Real Good Looking Boy (2004)
第17位 Who Are You (1978)
第16位 You Better You Bet (1981)

第15位 Summertime Blues (1970)
第14位 The Kids Are Alright (1966)
第13位 Magic Bus (1968)
第12位 Relay (1972)
第11位 Join Together (1972)
この辺になると、彼らを代表する曲がどんどん出て来ますね。ライヴの定番曲や、ヒット曲が並んでいます。UKチャートでも上位に入り、USでも初のヒットとなった「Happy Jack」が19位というのも、ちょっと低過ぎないかいって感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=52cQeFBU2Kw

そして、いよいよベスト10。10位から4位までをご覧下さい。

第10位 I Can't Explain (1965)

第9位 Pictures of Lily (1967)

第8位 Pinball Wizard (1969)

第7位 Anyway Anyhow Anywhere (1965)

第6位 5:15 (1974)

第5位 I'm a Boy (1966)

第4位 I Can See for Miles (1967)

順位はどうあれ、納得の曲が並んでいますね。全て彼らの代表曲と言えましょう。第5位に入った「I,m a Boy」をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=h4_eSW6D6sc

さあ、ベスト3です。ここからは1曲づつご紹介いたしましょう。

第3位 My Generation (1965)

普通はこれが1位となりそうなもんですが、3位にとどまりました。「年とる前に死にたいぜ」と歌った、若者世代のアンセム的ソング。初期の大ヒット・ナンバー。
https://www.youtube.com/watch?v=uswXI4fDYrM

第2位 Won't Get Fooled Again (1971)

「My Generation」がダメなら、この曲が1位かと思いきや、こちらも2位にとどまりました。名作「Who's Next」のラストを飾るハードロック・ナンバー。邦題は「無法の世界」。
https://www.youtube.com/watch?v=x1_69AAX-OY

第1位 Substitute (1966)

そして、なんとトップに立ったのは、初期のシングル・ナンバー。個人的にも大好きなナンバーですが、これが1位というのは、かなり意外に感じました。近年のライヴでも演奏されており、メンバー自身も大事にしている曲であると思われます。邦題は「恋のピンチヒッター」(笑)。モンタレー・ポップ・フェエスティヴァルの映像でどうぞ。



と、なんとも不思議なランキングでした。英語ですが、記事全文はこちら。↓
https://www.theguardian.com/music/2019/jan/17/the-who-uk-singles-ranked?fbclid=IwAR13TBXuRaRJusnSjUlrfOvohYaHnsu2IlUL18A_3ck7W9bIPw-TB-kn-4I

なお、当ブログでも、ファンの皆さまによる「20世紀のロックソング」の投票で、08年10月にザ・フーを対象にしております。その結果はこちら。↓
https://blogs.yahoo.co.jp/kosi0810/36485222.html