私が音源を保有しているアーティストをアルファベット順にご紹介する「ロック・ディレクトリー」のコーナー。2014年2月4日にPage1を掲載して以来、あしかけ6年4か月の月日を経て、遂に本日、最終回を迎えました。

今回を含めまして834組のアーティストを紹介して参りました。アルファベット順の機械的な並べ方のため、毎回、いろんなジャンルのアーティストが登場して来て、個人的には、そのとっ散らかり方が気に入っておりました。

最終回は、今回のみの「Z」の部であります。さっそく参りましょう。

Zの部

#831 Zard

イメージ 1
トップ・バッターは、女性シンガー、坂井泉水を中心としたユニット、ザードです。一時期、バンドの形態をとっておりましたが、メジャーになった時点では、坂井=ザードのような感じになっています。
91年「Good-bye My Lonliness」でデビュー。93年の「負けないで」の大ヒットにより、メジャーな存在となります。その後もヒットを連発し、90年代のJ-ポップを代表する存在となりました。テレビ出演やライヴ活動が極端に少なく、別人が歌っているという噂も立ったくらいでした。07年5月に入院中の事故により亡くなっております。
【音源保有アルバム】
Zard Blend ~Sun & Stone~ (compilation, 1997)

それでは、93年の8枚目のシングル「揺れる思い」をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=DcAiurnJr5U

#832 The Zombies

イメージ 2
続いては、60年代UKバンド、ザ・ゾンビーズです。ロッド・アージェントを中心に62年に結成され、64年にデビュー。日本では、グループサウンズのザ・カーナビーツの「好きさ好きさ好きさ」の元歌「I Love You」を歌ったバンドとして知られています。この他、サンタナがカヴァーした「She's Not There」や彼ら自身の最大ヒット「Time of Season」などの曲が有名です。ロック・ファンの間では、68年に発表されたアルバム「Odessey & Oracle」が、中期ビートルズの作品にも匹敵する名作と評価されています。68年に一旦解散しましたが、何度かのリユニオンを経て、現在も活動を続けているようです。
【音源保有アルバム】
Odessey & Oracle (1968)

それではその名作のトップを飾った「Care of Cell 44」をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=afrdo2qneoI

#833 Zwan

イメージ 3
今度は、21世紀のUSバンドへと一気に時空を飛び超えます。スマッシング・パンプキンズの中心人物、ビリー・コーガンが、スマパン解散後に結成した5人組バンド。01年に活動を開始し、03年に唯一のアルバムを発表。チャートの3位に入るそこそこのヒットとなりましたが、スマパンほどの商業的成功を収めることなく、その年に解散し、短命に終わりました。
基本的にコーガンが曲を書き、ヴォーカルをとっているため、個人的にはスマパンの新作のような感じで聴いておりました。
【音源保有アルバム】
Mary Star of the Sea (2003)

それでは、そのアルバムから「Lyric」をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=CwmUMySSNQc

#834 ZZ Top

イメージ 4
AC/DCで始まりましたこのコーナー、やはりラストはこのバンドしかおりません。US南部を代表するバンド、ZZトップです。ビリー・ギボンズを中心に69年に結成。当初はブルーズ・バンドとして、活動していましたが、精力的なライヴを重ねるうちに、骨太のロック・サウンドへと展開して行き、73年に3rdアルバムを発表した頃から、全米に人気が広がって行きました。さらに80年代には、シンセサイザーを導入し、MTVでPVが頻繁に流れ、さらにメジャーな存在になって行きました。現在も結成当時の3人で活動しております。
【音源保有アルバム】
 Tres Hombres (1973)
Fandango! (1975)

それでは、75年のライヴ&スタジオの変則アルバムから「Heard It on the X」をこのコーナーのラスト・ソングといたします。



それでは、みなさん、永らくのご愛顧、ありがとうございました。
「ロック・ディレクトリー」、これにて完結です。