私が音源を保有するアーティストを時系列でご紹介する「ロック・ディレクトリー」のコーナー。いよいよラストが見えて参りました。今回を入れてあと7回の予定です。今回も「W」の項、進めて参りましょう。
#805 The Who
まずは、超大物の登場です。ブリティッシュ・ロックを代表するバンド、ザ・フーです。65年のデビュー以来、モッズ・サウンド、ロック・オペラ、そしてハードロックへと展開し、UKロックの屋台骨を支えて来たバンドです。78年のキース・ムーンの死亡まで、不動の4人組として活動して来ましたし、83年に一旦解散した後も、再結成を繰り返し、04年には日本公演、06年には新作まで発表しています。
【音源保有アルバム】
My Generation (1965) →
Quick One (1966)
Sell Out (1967)
Tommy (1969)
Live at Leeds (live, 1970)
Who,s Next (1971)
Meaty Beaty Big And Bouncy (compilation, 1971)
Quadrophenia (1973)
Odds & Sods (compilation, 1974)
The Who by Numbers (1975)
Who Are You (1978)
Face Dances (1981)
Who,s Better, Who,s Best (compilation, 1988)
BBC Sessions (live, 2000)
Endless Wire (2006)
それでは、彼らの初期の代表曲、「My Generation」をどうぞ。
#806 Wilco
続いては、USはシカゴ出身のオルタナティヴ・ロック・バンド、ウィルコです。94年に結成され、95年にアルバム・デビュー。当初は、オルタナ・フォークといった感じでしたが、徐々にロックやポップなサウンドへと展開し、独特の世界を持ったバンドです。6人組ということもあって、個人的には、アメリカのムーライダーズって風に捉えてます。
【音源保有アルバム】
Yankee Hotel Foxtrot (2002) →
Wilco (The Album) (2009)
The Whole Love (2011)
Star Wars (2015)
Schmilco (2016)
彼のブレイクのきっかけとなった4thアルバム「Yankee Hotel Foxtrot」から「War on War」をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=5j2ykHinIPg
https://www.youtube.com/watch?v=5j2ykHinIPg
#807 Wilco Johnson / Roger Daltry
次に登場するのは、単発的なコラボ・ユニット、ウィルコ・ジョンソン/ロジャー・ファルトリーです。元ドクター・フィールグッドのギタリスト、ジョンソンのバンドに、ザ・フーのヴォーカリスト、ダルトリーが参加して制作されたアルバム。2人はお互いジョニー・キッド&ザ・パイレーツ(ザ・フーがライヴで取り上げている「Shakin, All Over」のオリジナルを発表)のファンであることから意気投合し、ユニット結成となったようです。ほとんどの曲はジョンソンの過去の曲ですが、ダルトリーの参加でまた違った雰囲気になっています。
【音源保有アルバム】
Going Back Home (2014) →
#808 William Bell
そして、本日ラストは、R&Bの名門スタックス・レコードのシンガーとして活躍したウィリアム・ベルです。39年にメンフィスで生まれたベルは、ルーファス・トーマスのバック・シンガーとして57年に音楽活動を開始。61年にシングル「You Don't Miss Your Water」でデビュー。この曲は、ササン・ソウルの名曲として知られています。その後、74年までスタックスのシンガーとして活躍しますが、それ以降いろんなレーベルに在籍しました。そして一昨年、42年ぶりにスタックスにカムバックし、新作を発表しています。
【音源保有アルバム】
This Is Where I Live (2016) →
それでは、そのスタックスのアルバムから、「Three of Me」のアンプラグド・ヴァージョンをお聴きください。
https://www.youtube.com/watch?v=RhaG8BF1x-k
https://www.youtube.com/watch?v=RhaG8BF1x-k
ということで、今回は貫禄のアーティストが揃い、重厚な雰囲気となりました。