月980円で、音楽聴き放題「Sportify」を使って、過去持っていながら売ってしまったアルバムや、気になっていながら買わずじまいになってしまったアルバムを、改めてじっくり聴き直す企画。通常の「ロック日記」のコーナーを使って進めておりますが、今回はその第4弾。
70年代に活躍した中堅ハード・ロック・バンド、フォガットを取り上げました。
60年代後半のUK3大ブルーズ・バンドの1つ、サヴォイ・ブラウンから脱退した3人のメンバーが、リード・ギタリストにロッド・プライスを迎えて71年に結成。イギリス人のバンドでしたが、USのベアズビルというレーベルから72年にデビュー。(おかげで、私はこのバンド、USバンドだと思ってました。)
ブルーズ・ナンバーのカヴァーも取り入れながら、徐々にハードにパワーアップしていきました。当初は、セールス的にも振るわなかったのですが、本日ご紹介する、5thアルバムがヒット。カットされたシングルもトップ40ヒットとなり、メジャーな存在となりました。
私も、当時、ラジオで彼らのサウンドを聴いて、たいへん興味を持っており、レコード屋で何度も手に取って。レジに行こうと思いましたが、なんせ中高生の時期で、もっとビッグ・ネームのレコードを買うのが精いっぱいで、彼らまで手が回りませんでした。
そんなわけで、長らく全編を聴けなかったこのアルバム、「Sportify」のおかげ、じっくりと聴くことができるようになりました。
① Fool for the City
テンポの良い、ご機嫌のロックン・ロール・ナンバー。曲のメロディ、特にサビの部分や、ギターのリフも実にキャッチーで、オープニングには持ってこい。アルバムから2枚目のシングル・カットともなっています。
テンポの良い、ご機嫌のロックン・ロール・ナンバー。曲のメロディ、特にサビの部分や、ギターのリフも実にキャッチーで、オープニングには持ってこい。アルバムから2枚目のシングル・カットともなっています。
② My Babe
③ Slow Ride
②は、リトル・ウォーターの曲をカヴァーした、ミドル・テンポのブギー調ナンバー。ブルーズ・バンドの出だけに、こういった感じの曲では安定感があります。シングル・ヒットした③は、8分を超える長尺ナンバー。こちらも、ミドル・テンポのハードな曲。プライスのスライド・ギターが鳴り響いてます。ギターのソロに続いて、2分20秒くらいから曲が始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=As5_xq78VRA
③ Slow Ride
②は、リトル・ウォーターの曲をカヴァーした、ミドル・テンポのブギー調ナンバー。ブルーズ・バンドの出だけに、こういった感じの曲では安定感があります。シングル・ヒットした③は、8分を超える長尺ナンバー。こちらも、ミドル・テンポのハードな曲。プライスのスライド・ギターが鳴り響いてます。ギターのソロに続いて、2分20秒くらいから曲が始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=As5_xq78VRA
④ Terraplane Blues
⑤ Save Your Loving (For Me)
⑥ Drive Me Home
ここから、アナログではB面。④はロバート・ジョンソンのナンバー。迫力満点のブルーズ・ロックに仕上げてます。ここでもプライスのスライドは能弁です。テンポアップした⑤も、ブギー調のナンバーで、とってもいいノリで演奏されてます。前曲の勢いをさらにスピード・アップした⑥では、グイグイと攻め込んできます。
https://www.youtube.com/watch?v=PuXVvJLe30I
⑤ Save Your Loving (For Me)
⑥ Drive Me Home
ここから、アナログではB面。④はロバート・ジョンソンのナンバー。迫力満点のブルーズ・ロックに仕上げてます。ここでもプライスのスライドは能弁です。テンポアップした⑤も、ブギー調のナンバーで、とってもいいノリで演奏されてます。前曲の勢いをさらにスピード・アップした⑥では、グイグイと攻め込んできます。
https://www.youtube.com/watch?v=PuXVvJLe30I
⑦ Take It Or Leave It
ラストの⑦は、このアルバムの中では、最も異色な雰囲気。このアルバムからメンバーとなった、プロデューサーも兼ねる、ベーシスト兼キーボード奏者のニック・ジェイムソンが曲づくりに大きく関わったと思われるナンバー。エレクトリック・ピアノを導入し、AORのような感じで、アルバムは締めくくられます。
https://www.youtube.com/watch?v=vsRHFX-XbG0
ラストの⑦は、このアルバムの中では、最も異色な雰囲気。このアルバムからメンバーとなった、プロデューサーも兼ねる、ベーシスト兼キーボード奏者のニック・ジェイムソンが曲づくりに大きく関わったと思われるナンバー。エレクトリック・ピアノを導入し、AORのような感じで、アルバムは締めくくられます。
https://www.youtube.com/watch?v=vsRHFX-XbG0
ラスト・ナンバーを除き、ご機嫌なロックン・ロール・ナンバーを並べた、スカッとするアルバム。70年代のロック・バンドの層の厚さを感じます。