私が音源を保有するアルバムをアルファベット順にご紹介する「ロック・ディレクトリー」のコーナー。今週末もしっかり進めて参りましょう。
追補第２編も、今回をもって終了。再び正規編の戻っていよいよ「Ｕ」の部に入って参ります。アルファベットもあと６文字となり、このコーナーもゴールに近づいて参りました。今回は超大物も登場いたします。さっそくご紹介して参りましょう。
#769 The Struts
追補第２編のラストを飾りますのはＵＫはダービー出身の４人組バンド、ザ・ストラッツです。ストーンズやフェイシズを思わせるロックン・ロール・サウンドと、フレディ・マーキュリーを彷彿とさせるルーク・スピラーのヴォーカルが見事に絡み合った、現代のグラム・ロック。デビューは１４年ですが、私は１６年のサマソニで初めて知って、たいへん気に入りました。この頃からザ・フーやストーンズの前座などのライヴ活動で、徐々に評価を高めているようで、テレビや街中の有線でも時々耳にするようになって来ています。
【音源保有アルバム】
←Everybody Wants (U.S. reissue, 2016)
Ｕの部
#770 U2
そしてここから「Ｕ」の部に入りますが、いきなり超大物の登場、Ｕ２です。７６年、ダブリンの高校生により結成。８０年にデビューして以来、１４枚目のスタジオ・アルバムを発表した昨年１７年まで、３７年間にわたり、解散はおろか、デビュー時の４人のメンバー・チェンジなしという、（たぶん）ロック史上にかつてない団結を誇るバンドです。
当初は、ニューウェイヴ系のバンドとして登場し、徐々に、アメリカの伝統音楽の探求、テクノ・ポップへの傾倒、そして原点回帰といった形で、様々な音楽を吸収して今に至っており、他の追随を許さない、唯一無二の存在へと成長してきました。
【音源保有アルバム】
Boy (1980)
October (1981)
War (1983) →
Under a Blood Red Sky (live, 1983)
The Unforgettable Fire (1984)
The Joshua Tree (1987)
Rattle And Hum (1988)
Achtung Baby (1991)
Zooropa (1993)
Pop (1997)
All That You Can,t Leave Behind (2000)
How to Dismantle an Atomic Bomb (2004)
No Line on the Horizon (2009)
Songs of Innocence (2014)
Songs of Experience (2017)
それでは、彼らが大ブレイクを果たした３rdアルバムから、「Sunday Bloody Sunday」をどうぞ。
#771 UB40
続いては、白人・黒人混成のレゲエ・バンド、ＵＢ４０です。７８年にバーミンガムで結成され、上記のＵ２と同じく８０年にレコード・デビュー。８３年にはＵＫ、さらに８８年にはＵＳのシングル・チャート１位を獲得する曲を放つなど、数あるレゲエ・バンドの中でも、ポップさでは抜きん出たものがあります。私は８０年代前半には、２トーン・レーベルを中心としたＵＫスカを聴いておりましたが、彼らはその流れとは異なる位置にいたため、あまり詳しくは知らず、ＭＴＶでヒットした曲を耳にする程度でした。
【音源保有アルバム】
←Promises And Lies (1993)
それでは、９３年に大ヒットした、エルヴィス・プレスリーの名曲をカヴァーした、「(I Can,t Help) Falling in Love with You」をお聴き下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=vUdloUqZa7w
https://www.youtube.com/watch?v=vUdloUqZa7w
#772 Uehara Hiromi (上原ひろみ)
前回同様、今回もラストはジャズ・アーティストです。今回は、日本が誇る世界的ジャズ・ピアニスト、上原ひろみです。静岡県生まれで、子どもの頃からピアノを習うとともに、ジャズにものめりこみ、幼少の頃から才能を現していたようです。１６歳の時にチック・コリアの目にとまり、注目を集めるようになります。ＵＳのバークリー音楽大学に留学し、０３年、ＵＳでデビュー。その後、チック・コリアやスタンリー・クラークともアルバムで共演し、最近では、アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスとのザ・トリオ・プロジェクトでの活動が中心となっているようです。海外では「Hiromi」名義で活動しています。
【音源保有アルバム】
Spark (2016) →
今回も、超大物バンドやレゲエ、ジャズなど、多彩なアーティストが登場いたしました。