レッド・ツェッペリン第2集をお送りしております、「ピックアップ・アーティスト」のコーナー。第3回目の今回は、2枚組大作の前作「Physical Graffiti」から、約1年のインターバルで、比較的早く届けられた、彼らにとって7枚目のスタジオ・オリジナル・アルバムをピックアップいたしました。
短いインターバルではあったんですが、この間、北米ツアーや、ロンドンのアールズ・コートでの5夜連続ライヴなどを成功させた一方で、ジミー・ペイジが指を負傷して、ツアーの開始が遅れたり、ロバート・プラントga
インフルエンザにかかり、一部の公演が中止になるなど、トラブルにも結構見舞われたそうです。
インフルエンザにかかり、一部の公演が中止になるなど、トラブルにも結構見舞われたそうです。
さらに8月にはプラントが自動車事故に遭い、8月からのツアーが中止となるのど、受難続きであったようです。
しかし、このブレイクを活かし、ペイジとプラントは曲創りを進め、11月には録音に入り、なんと3週間で仕上げ、オーバーダブ、ミキシングも集中的に行い、12月にはすべての作業を完成させるという、当時の彼らとしては、超特急の制作期間であったようです。
このため、ペイジのギターが中心のハード・ロック・チューンが満載で、ジョン・ポール・ジョーンズのキーボードが全く使われていない、唯一のアルバムとなりました。短い制作期間が、あらゆる装飾を削ぎ落とした、彼らのサクンドの核のみを表現した作品となり、彼らの「存在」を改めてシーンに知らしめる名盤となりました。
日本では、私がちょうど高校に入学した直後に発売され、高校で新しく知り合ったロック友だちと、凄いアルバムが出たねぇと、語り合ったのを思い出します。
① Achilles Last Stand
オープニングからいきなり10分を超える大作が登場。ペイジのギターを十二分に堪能できる、ハード・ロック・ナンバー。アキレスのように雄々しく歌い上げるプラントの姿も目に目えるよう。ドライヴ感溢れるナンバーで、曲の長さを全く感じさせません。
オープニングからいきなり10分を超える大作が登場。ペイジのギターを十二分に堪能できる、ハード・ロック・ナンバー。アキレスのように雄々しく歌い上げるプラントの姿も目に目えるよう。ドライヴ感溢れるナンバーで、曲の長さを全く感じさせません。
② For Your Life
破壊力のあるジョン・ボーナムのドラムが、じっくりとリズムを刻む、ミディアム・テンポのナンバー。当時のライヴでは演奏されませんでしたが、07年の02アリーナのリユニオンで、初めてライヴで取り上げられました。
https://www.youtube.com/watch?v=7cIRv5MpUQM
破壊力のあるジョン・ボーナムのドラムが、じっくりとリズムを刻む、ミディアム・テンポのナンバー。当時のライヴでは演奏されませんでしたが、07年の02アリーナのリユニオンで、初めてライヴで取り上げられました。
https://www.youtube.com/watch?v=7cIRv5MpUQM
③ Royal Orleans
唯一、メンバー全員の名前がクレジットされている、ファンキーなナンバー。「Houses of the Holy」収録の「The Crunge」のような感じで、ジェームズ・ブラウン好きのボーナムの趣味ではないかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=OUHjo111vkw
唯一、メンバー全員の名前がクレジットされている、ファンキーなナンバー。「Houses of the Holy」収録の「The Crunge」のような感じで、ジェームズ・ブラウン好きのボーナムの趣味ではないかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=OUHjo111vkw
④ Nobody,s Fault But Mine
ここからB面に入ります。当時のライヴでは、①とこの曲のみがこのアルバムから演奏されていたようであります。元になったのは、ブラインド・ウィリー・ジョンソンの同名タイトルの曲のようです。ブラントの高音ヴォーカルと、怒涛のように押し寄せるバンド・サウンドに圧倒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=W8ahBqVuT68
ここからB面に入ります。当時のライヴでは、①とこの曲のみがこのアルバムから演奏されていたようであります。元になったのは、ブラインド・ウィリー・ジョンソンの同名タイトルの曲のようです。ブラントの高音ヴォーカルと、怒涛のように押し寄せるバンド・サウンドに圧倒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=W8ahBqVuT68
⑤ Candy Store Rock
シングル・カットもされた⑤は、ZEP風ロカビリー・ナンバー。なんとなく忙しないリズムの曲ですが、キャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=OZb2R6OZOpQ
シングル・カットもされた⑤は、ZEP風ロカビリー・ナンバー。なんとなく忙しないリズムの曲ですが、キャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=OZb2R6OZOpQ
⑥ Hots on for Nowhere
こちらも、ファンキーな趣きのナンバー。歯切れのいいリズムに乗せて、プラントがリラックスした感じで歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=7WHJiqSNy5c
こちらも、ファンキーな趣きのナンバー。歯切れのいいリズムに乗せて、プラントがリラックスした感じで歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=7WHJiqSNy5c
⑦ Tea for One
冒頭のグルーヴ感溢れるイントロから、一転、コテコテのブルーズ・ナンバーへと切り替わって行きます。これだけハードなサウンドで聴かせる泣きのブルーズも珍しいですが、これぞZEPブルーズの完成型と捉えてもよいのではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=xEMy6wc-6iE
冒頭のグルーヴ感溢れるイントロから、一転、コテコテのブルーズ・ナンバーへと切り替わって行きます。これだけハードなサウンドで聴かせる泣きのブルーズも珍しいですが、これぞZEPブルーズの完成型と捉えてもよいのではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=xEMy6wc-6iE
ヒプノシスによるジャケットも印象的でした。裏ジャケットで、先生の横に立っている女の子は、「Houses of the Holy」のジャケットに登場していた女の子と同じ子だそうです。(今回、調べてて、初めて知りました。)