久々のライヴ・レポートです。昨年夏のサマソニ以来となります。単独アーティストのライヴとしては昨年4月のボブ・ディランと以来となります。

今回は、お隣の石川県金沢市に、あのボズ・スキャッグスが来てくれました。折しも、今年新作を発表したばかりですので、期待して行きました。もちろん、富山から北陸新幹線で向いました。

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ボズ・スキャッグス@金沢 本多の森ホール

2015年6月16日 19:00開演

今回の来日公演は、6月5日の仙台公演を皮切りに、札幌、東京、大阪、名古屋と渡ってきて、この金沢公演は、今回7回目のライヴ。あと1日東京での追加公演が18日に予定されています。

北陸新幹線のおかげで金沢までは電車で20分となり、仕事が終わってから向かっても、余裕で間に合いました。

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ほぼ定刻どおり、ライヴがスタート。本編で13曲。2回のライヴで5曲、つごう18曲を披露してくれました。
新作からのナンバーが中心になるのかなと思いましたが、3曲だけにとどまり、6曲が「Silk Degrees」の曲で、個人的には、概ね満足できる選曲でした。

セットリストFMに、まだ昨日のライヴが出て来てませんので、演奏曲は正確にお伝えすることはできませんが、
10日の東京渋谷オーチャード・ホールのセットリストがアップされていましたので、それを参考に、当日の本人のMCなどから類推して、下記のセットリストであったと思います。
(今後、明らかになれば修正あるかも知れません。)

① Runnin' Blue
② Mixed Up, Shook Up Girls
③ Jojo
④ A Fool to Care
⑤ Some Change
⑥ Rainy Night in Georgia
⑦ Heart of Mine
⑧ Georgia
⑨ Miss Sun
⑩ Until You Come Back to Me
⑪ Harbor Light
⑫ Lowdown
⑬ Lido Shuffle

アンコール1
⑭ There's a Storm A'Coming
⑮ What Can I Say
⑯ We're All Alone

アンコール2
⑰ Sick & Tired
⑱ Last Tango on 16th Street
上記のセットリストは100%確実ではありませんので、間違っていたらごめんなさい。

とにかくボズの音楽性の幅広さを改めて知らされたライヴでした。
ブルーズ・ナンバー、ウェスト・コースト・サウンド風、ソウルやファンクを取り入れたナンバー、ニューオーリンズ・サウンド、そして70年代隆盛を極めたAOR風オシャレサウンド。
アンコールを入れても2時間に満たないライヴでしたが、音楽性の高さを堪能できるライヴでした。

新譜からは、④⑭⑱の3曲で、これらは曲前のMCで、ちゃんと新作からの曲だと紹介されていました。
一方で、「Silk Degress」の収録曲、⑧⑪⑫⑬⑮⑯は、当然知ってるよなって感じで、いきなり曲に入ってましたね。

この他、②はミンク・デヴィルの曲、⑥はトニー・ジョー・ホワイトの曲、⑦はボビー・コールドウェル作で88年の「Other Roads」の収録曲。⑰もファッツ・ドミノのカヴァーのようで、結構いろんな曲を取り上げておりました。

バックは、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション、さらに、キーボード、サックス&キーボードと、女性コーラス1人で、ボズを入れると8人の編成。⑩のアレサ・フランクリンの曲では、この女性ヴォーカル、ミス・モネが、パワフルな歌唱を聞かせてくれました。

ボズは白いシャツに、黒いパンツと、夏服の学生みたいな出で立ちでしたが、71歳になっても格好良かったですし、ヴォーカルは今も健在でした。
USでは披露している「Loan Me a Dime」を演らなかったのは、実に残念でしたが、日本で人気の高い、
「We're All Alone」を演ってくれたので良かったです。両方演ってくれれば、もっと良かったと、贅沢な望みは尽きないですが、良質の音楽を聴かせていただいた満足感は、とっても大きかったライヴでした。