ビルボードのNo.1ソングを順次お送りいたしておりますが、
先日のガイ・ミッチェルで、1956年のNo.1ソングの
ご紹介が終わりましたので、ここで一息入れて、
この年の年間チャートをご紹介します。
 
今後、この書庫のサブ企画として、取り上げて行きたいと思います。
 
前年からトップをキープしていた
テネシー・アーニー・フォード「Sixteen Tons」(no1s-0005)から、
ミッチェルの「Singing the Blues」(no1s-0016)まで
12曲がトップを獲得したこの年。
年間チャートは、こんな具合に仕上がりました。

まずは10位から4位まで。
 
第10位 Rock And Roll Waltz / Kay Starr (no1s-0007)
 
第9位 Memories Are Made of This / Dean Martin (no1s-0006)
 
第8位 Hound Dog / Elvis Presley (no1s-0014)
 
第7位 Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be) / Doris Day
 
第6位 The Poor People of Paris / Les Baxter (no1s-0009)
 
第5位 The Wayward Wind / Gogi Grant (no1s-0011)
 
第4位 My Prayer / The Plattes (no1s-0013)
 
ということで、No.1ソングが順当にランクインしています。
この中で、ドリス・デイ
「Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)」
2位どまりの曲で唯一ランクイン。
この中では現代においても最も良く知られ、
歌い継がれている曲だと思います。実に面白い!

そしてトップ3の発表です。
 
第3位 Lisbon Antigua / Nelson Riddle (no1s-0008)
 
第2位 Don't Be Cruel / Elvis Presley (no1s-0014)
 
第1位 Heartbreak Hotel / Elvis Presley (no1s-0010)
 
ということで、エルヴィス・プレスリーが、1・2フィニッシュ。
この年は本当にプレスリーの年だったことが如実に表れています。
この他プレスリーは,
第14位に「I Want You, I Need You, I Love You」(no1s-oo12)
第15位に「Love Me Tender」(no1s-0015)と、
トップ20にこの年獲得したNo.1シングル4枚、5曲をランクインさせました。
 
この年最初のNo.1「Sixteen Tons」は22位、
最後のNo.1「Singing the Blues」は第40位にとどまっています。
やはり年をまたぐ曲は不利になりますね。
 
この他、この年間チャートにランクインした曲で有名な曲としては、
 
第12位 The Great Pretender / The Platters
第18位 Blue Suede Sheos / Carl Perkins
第27位 Be-Bop-A-Lula / Gene Vincent
第39位 More / Perry Como
第41位 Blueberry Hill / Fats Domino
第45位 Long Tall Sally / Little Richard
第81位 I Walk the Line / Johnny Cash
 
といったところが挙げられます。
プレスリー以外にも多くのロックン・ロールの名曲が
ヒットした年だったようですね。