いよいよ、イヨマンテ、ではなくて、ソチ・オリンピックが始まりますね。日本には関係ないですが、個人的にはアイス・ホッケー(もちろん男子)がどうなるか、ワクワクしております。今回は、日本も金メダルも期待できそうなので、盛り上がりそうですね。

冬季オリンピックと言えば、ジャネット・リンを思い出すジジイですが、本日はリンはリンでも、シェルビー・リンをピックアップさせていただきました。

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Just a Little Lovin' / Shelby Lynne

08年発表

ヴァージニア出身の女性カントリー・シンガーで、89年にデビュー。99年の「I Am Shelby Lynne」が評価され、00年の活動を対象としたグラミー賞で、10年選手にもかかわらず、最優秀新人賞を獲得します。

その後も、地道な活動を続けてきましたが、08年に本人が大好きという60年代のUKの女性シンガー、ダスティ・スプリングフィールドのカヴァー曲集を発表しています。(このアルバムのジャケットの右下に「Inspired by Dusty Springfield」の記載があります。)

60年代のダスティの活躍は残念ながら、知らないのですが、ペット・ショップ・ボーイズと共演したり、エルヴィス・プレスリーで知った「この胸のときめきを」が彼女の歌であったことを後から知って、ダスティの偉大を遅まきながら知りました。

リンもそんな彼女の偉大さを知って、このようなトリビュートを創ってくれたようです。

① Just a Little Lovin,
② Anyone Who Had a heart
ダスティの名盤と言われる「Dusty in Memphis」のオープニング・ナンバー①をこのアルバムでもトップに持って来て、アルバム・タイトルにもしています。②はディオンヌ・ワーウィックやシラ・ブラックのヒットをダスティがカヴァーしていた曲を、再カヴァー。

③ You Don,t Have to Say You Love Me
そして③は上述のプレスリーもカヴァーしたダスティの全英No.1ヒット。しっとりとしたさりげないアレンジが好感を持てます。
http://www.youtube.com/watch?v=fQVI7RhnN2c

④ I Only Want to Be with You
これまたダスティの63年のヒット曲ですが、我々世代には、ベイ・シティ・ローラーズの「二人だけのデート」として知られている曲。これまた、いい感じのアレンジで歌われてます。


⑤ The Look of Love
⑥ Breakfast in Bed
⑤は007シリーズの「カジノ・ロワイヤル」の挿入歌。ジャズ・ヴォーカル風のアレンジです。⑥は①と同様、ダスティのメンフィス録音アルバムに収録されていたナンバー。
http://www.youtube.com/watch?v=0RnxmURJY9o

⑦ Willie And Laura Mae Jones
⑧ I Don,t Want to Hear It Anymore
⑦はダスティが69年にアトランティックから発表したシングル・ナンバーから。⑧は①⑥と同様メンフィス録音アルバムからのカヴァー。

⑨ Pretend
⑩ How Can I Be Sure
⑨は当アルバム唯一のリンの自作曲。アコースティック・ギターの弾き語りによる、癒しのサウンドは、違和感なく収録されてます。⑩はダスティの70年のシングルのカヴァー。
http://www.youtube.com/watch?v=EP39CX-_KcI

⑪ Wishin, And Hopin,
ラストは、ディオンヌ・ワーウィックの63年のシングル・ナンバーを、ダスティが64年にカヴァーしていたもの。当アルバムでは比較的パワフルさを感じる曲で、締めていきます。
http://www.youtube.com/watch?v=9_Sr5iO-JnQ

当ブログのお友だちというか、大先輩様から教えてもらったアルバムで、随分に前にゲットしていたのですが、最近、急にヘビロテになってしまい、本日紹介させていただきました。

聴いてて、とっても気持ちが良くなるアルバムです。