ちょっとここのところ、アルバム紹介記事がなかなかアップできなくなっておりますが、新譜の方は、ボチボチと聴いており、どんどん溜まって来ております。

今年も上期末が近づいて来て、新譜総ざらいの前半戦もそろそろかという感じですが、やはり気に入った作品は、しっかりと記事にしていきたいものです。

そんなわけで、本日ピックアップいたしましたのは、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(以下、CCR)の中心人物、ジョン・フォガティ、久々のソロ・アルバムです。

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Wrote a Song for Everyone / John Fogerty

13年発表

一応新譜なんですが、曲はほとんどがCCR時代の曲。それをセルフ・カヴァーするわけなんですが、これまたほとんどの曲にゲストを迎えて共演するというもの。ベテランから若手、ロックからカントリーと、ヴァラエティに富んだゲストが登場し、聴き慣れた曲も、また新たな気持ちで聴くことができる、実に楽しいアルバム。

以前、キンクスのレイ・デイヴィスが同様のアルバムを発表したことがありましたが(記事はこちら)、こちらはそのCCR版って感じですね。

① Fortunate Son from "Willy And the Poor Boys"(69)
オープニングはデイヴ・グロール率いるフー・ファイターズとともにアップ・テンポでハードなアレンジでお馴染みのナンバーをかまして来ます。冒頭からフルスロットル!
http://www.youtube.com/watch?v=GmCTrkeS-z4

② Almost Saturday Night from "John Fogerty"(75)
75年のフォガティの初ソロ・アルバムからのヒット・ナンバーを、オーストラリアのカントリー・シンガー、キース・アーバン(ニコール・キッドマンのだんなだそうです)と。
http://www.youtube.com/watch?v=jg2pfv7IcjQ

③ Lodi from "Green River"(69)
④ Mystic Highway
⑤ Wrote a Song for Everyone from "Green River"(69)
CCRらしさ溢れる③は、息子のシェーンとタイラーと共演。新曲で単独クレジットの④は、20~30年前に書いたの曲だそうです。アルバム・タイトルに選ばれた⑤は、USの女性カントリー・シンガー、ミランダ・ランバートに、元レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリスト、トム・モレロが参加した異色のコラボ。

⑥ Bad Moon Rising from "Green River"(69)
⑦ Long As I Can See the Light from "Cosmo's Factory"(70)
⑧ Born on the Bayou from "Bayou Country"(69)
USカントリー・バンド、ザック・ブラウン・バンドと組んだ⑥は、軽快なカントリー・ナンバー。⑦はUSの中堅ロック・バンド、マイ・モーニング・ジャケットとの共演。スワンプ風アレンジですね。USロック・シンガー、キッド・ロックと、これまたお馴染みの⑧を披露。 

⑨ Train of Fools
⑩ Someday Never Comes from "Mardi Gras"(72)
⑨は④同様単独クレジットの新曲。CCRのラスト・アルバム収録の⑩は、最近じゅんしばさんに教えていただいたダウズとのコラボ。


⑪ Who,ll Stop the Rain from "Cosmo's Factgory"(69)
これまたお馴染みの⑪は、70年代ロック・ファンにはお馴染みのボブ・シーガーと。相変わらずぶっといヴォーカルです。
http://www.youtube.com/watch?v=Tdwdgt1xXBI

⑫ Hot Rod Heart from "Blue Moon Swamp"(97)
⑬ Have You Ever Seen the Rain pendulum
⑭ Pround Mary Bayou Country
フォガティ97年のソロ作からの⑫には、カントリー界の大物男性シンガー、ブラッド・ペイズリーが参加。そして、日本で最も有名なCCRナンバーの⑬は、これまたカントリー・シンガー、アラン・ジャクソンと。そしてラストは、これまたお馴染みの⑭を、映画「Dream Girls」でも有名な黒人女性シンガー、ジェニファー・ハドソンに、ニュー・オーリンズの顔役、アラン・トゥーサンが、リバース・ブラス・バンドを引き連れて参加しています。ゴスペルみたいな雰囲気です。
http://www.youtube.com/watch?v=BlGCRIv4VAQ

ほんと豪華メンバーとのCCRナンバーの共演。とっても贅沢なアルバムでした。