今年、初のライヴを楽しむため、日曜の夜、金沢まで行って参りました。
なんと、70年代パンクの女王と称えられたパティ・スミスが、
なにを間違ったのか、金沢くんだりまで来てくれました。
 
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パティ・スミス@金沢 8ホール
2013年1月27日(日) 18:00開演
 
私が大学時代、バンドやってた時に出た東京のライヴ・ハウスよりも
狭いハコなのですが、本当にパティがやって来てくれました。
ちゃんと入るんだろうかと心配しましたが、
体動かすのも大変な位の混みようで安心。
会場は私くらいやちょっと下の世代もいれば、
20代の方も結構いて、なんか嬉しくなりました。
 
ライヴ前は、パンク、ニューウェイヴにつきものの
レゲエが会場にかかっており、気分は盛り上がります。
 
そして、ほぼ定刻に開演。レニー・ケイもちゃんと来てました。
オープニングはなんと、デビュー・アルバムから「Kimberly」
あまりに久々に聴いたので、1stの曲か2ndの曲かわかりませんでした。
 
3曲目の冒頭、3・11で亡くなった方のために歌います
と言って始まったのが3rdアルバムから「Ghost Dance」
そして新作から「Fuji-San」。今日のこの曲は1番と
金沢オーディエンス、ほめていただきました。
 
私の大好きな「Distant Fingers」も演ってくれましたし、
トム・ヴァーラインと作ったという「We Three」も披露、
「Beneath the Southern Cross」でパティは一旦退場。
 
ストーンズならばここで「Happy」が始まるところですが、
こちらはケイが編集に参画した60年代のガレージ・ロックの
コンピレーション「Nuggets」からの曲をメドレーで披露。
これが結構盛り上がっておりました。
 
再びパティが登場して、1stアルバムから「Redondo Beach」
そしてピアノのイントロで始まった「Because the Night」
ケイのギター・ソロのところは泣きそうになりました。
さらに、2ndから「Pissing in a River」を繰り出して
本編ラストは「G-L-O-R-I-A!」「Gloria」です。
もう70年代のCBGB'sにいるのかと錯覚するほど。
35年の時を隔てているのが嘘のようでした!!!
 
アンコールは、新作から「Banga」
そして、「People Have the Power」で力を与えてくれます。
さらに、パティがいきなりハードなセリフを吐き出します
おお~、これは~、と「Rock N Roll Nigger」が始まりました!
最高の盛り上がりのラスト・ナンバーでした。
 
セットリストはこちら↓
 
上記のサイトで他の公演のリストを調べたら、
「Rock N Roll Nigger」は東京でも、名古屋でもやってないようでした。
金沢のライヴ、パティ本人も気分良く演ってくれたようです。
その昔、ユーミンがノリが悪い(私もその中にいましたが)と
二度と来なくなった金沢は、今は違うのだということですね。
 
いや~、またまた冥土の土産が1つ増えました。
よくぞ金沢まで来てくれました。ありがとう、パティ!