火曜日だったと思いますが、新聞に
「スイング・ジャーナル誌が7月号で休刊」
という記事が載っていました。
 
ジャズにはそれほど深い造詣のない私でも、
この雑誌が日本のジャズ系雑誌の中では、最も広く愛されており、
信頼されている雑誌であることは知っておりました。
 
過去にこの雑誌の編集長をされていた中山康樹氏は、
最近ではビートルズを始めてとした、ロック関係の著書もたくさん出されており、
そういった面からも馴染みがありました。
 
映画の世界で言えば「キネマ旬報」が休刊になったくらいのインパクトです。
 
さらに、その理由が、部数の低迷に加えて、
「CDの売上が減少し、
レコード会社からの広告出稿が減ったから」
というのが、かなりのショックでありました。
これって、ロック系雑誌においても
いずれ起こり得ることではないかと思います。
 
音楽配信やMy Space等による、
CDという媒介を通さずに音楽が流通し始めたこの21世紀の初頭、
こういう老舗音楽雑誌にこんな影響を及ぼすとは
思ってもおりませんでした。
 
一応、スポンサーが見つかれば復刊もあり得るとのことでしたが、
出版も含めた音楽業界、これからどうなっていくのか、
注意していかなければなりません。
 

 
曲は、ジャズとは全く関係ありませんが、
これからもスウィングして行って欲しいという
思いにピッタリのタイトルです。
 
「Boys Keep Swinging」 by David Bowie