NHLの王者を決めるスタンレー・カップ(プレイオフ)も遂にベスト4が出揃いました。
この第2回戦は、上位チームが早々に3勝し、割りとすんなりと決まるかと思いましたが、
東コンファランスはいずれも7戦までもつれる接戦・熱戦になりました。
 
それでは、決まった順に見て行きましょう。
赤字が東コンファランス青字が西コンファランスです。
(  )内の順位はレギュラー・シーズンでのコンファランス順位。


まずは、5/8の第5戦でベスト4一番乗りを果たしたのは、
西コンファランスのレギュラー・シーズン優勝チーム。
 
サンノゼ・シャークス(優勝)
サンノゼ 4 - 1 デトロイト・レッドウィングス(5位)
第1回戦も6試合目で決めたサンノゼが、この2回戦でもまず3連勝し、
1敗は喫したものの、第5戦でデトロイトを撃破。
デトロイトの3年連続決勝進出を阻みました。
サンノゼ、勢いがあります。


続いて 5/11にベスト4進出を決めたのは、これまた西コンファランスから。

シカゴ・レッドホークス(2位)
シカゴ 4 - 2 ヴァンクーヴァー・カナックス(3位)
中央地区と北西地区の優勝チーム同士の対戦。
ヴァンクーヴァーが先勝したものの、
その後、シカゴが3連勝し優位に立ち、第6戦で決めました。
 
これで、西コンファランス決勝は
サンノゼ vs シカゴ
レギュラー・シーズンの成績、上位2チームの順当なカードとなりました。


これに対してもつれたのが東コンファランス。まず、5/12に1チームが決まります。
 
モントリオール・カナディアンズ(8位)
モントリオール 4 - 3 ピッツバーグ・ペンギンズ(4位)
常にピッツバーグが1勝リードするものの、
次の試合に勝って常にタイに持ち込んでいたモントリオール。
3勝3敗で
迎えた第7戦。
モントリオールが第2ピリオド中盤で4-0の大量リード。
ピッツバーグのゴーリー、フローリーを交替させてしまう猛攻で第2回戦突破。
昨年の覇者、ピッツバーグ敗退。クロスビーもシーズン・オフに入ってしまいました。


そして、5/14(日本時間で本日)、最後のベスト4が決定。
 
フィラデルフィア・フライヤーズ(7位)
フィラデルフィア 4 - 3 ボストン・ブルーインズ(6位)
このカードは、今回のトーナメントでも、最大の激戦カードと評価されるのではないでしょうか。
まず、ボストンが3連勝して一気に王手。誰もがボストンのベスト4進出と思いました。
延長に突入した第4戦でなんとか1勝をもぎとったフィラデルフィア、ここから息を吹き返しました。
その後、3連勝でなんとタイに持ち込み迎えた第7戦。
ここでも、第1ピリオド途中でボストンが3-0でリード。
またまた、ボストンの勝ちと思ってからが、凄かった。
第2ピリオドで3-3のタイとなり、第3ピリオドにフィラデルフィアが決勝点をあげ、逃げ切り。
なんと、0勝3敗をひっくり返してのベスト4進出となりました。
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これで、東コンファランス決勝は
フィラデルフィア vs モントリオール
こちらは、レギュラー・シーズン、7位・8位の番狂わせカードとなりました。


それにしても、このプレイオフって、タフですねぇ。
日本シリーズを4回も戦わなければいけないんですから、大変です。
これを乗り越えて獲得するカップの重みたるや、さぞかしのものと思います。

さあ、いよいよ準決勝(コンファランス決勝)。
16日(日本時間は17日AM)から始まります。