週イチでお送りしております、レコード・コレクターズ誌 8月号で特集されていた、UKオールディーズ 1954-1966ベスト100のご紹介。中盤戦もラストにさしかかって参りまして、今晩は第61位から第70位です。

さすがにこの辺まで来ると、バンド名は知っていても、曲は知らないというパターンが出て参ります。個人的には10曲中、6曲がタイトルだけ見ても曲が浮かばない曲でして、アメリカン・オールディーズのように5曲刻みで行った方がいい感じなのですが、当初の方針を貫きまして10曲行きたいと思います。

さっそく発表です。第61位から第70位にはこんな曲がランクインしております!
第61位 Pretty Flamingo / Manfred Mann
第62位 You Don't Have to Say You Love Me / Dusty Springfield(この胸のときめきを) 
第63位 Friday On My Mind / The Easybeats
第64位 Tired of Waiting for You / The Kinks
第65位 Over Under Sideways Down / The Yardbirds

第66位 Johnny Remember Me / JohnLeyton (霧の中のジョニー)
第67位 Winchester Cathedral / The New Vaudeville Band (ウィンチェスターの鐘)
第68位 Sha-La-La-La-Lee / Small Faces
第69位 Day Tripper / The Beatles
第70位 Juliet / The Four Pennies
ダスティ・スプリングフィールドの第62位、私が最初に聞いたのはエルヴィス・プレスリーのカヴァーでした。ザ・ヤードバーズマンフレッド・マンの曲も、実は(たぶん)知らない曲でして、UKオールディーズの奥の深さを感じてしまいます。


この中から、今晩ピックアップしましたのは、この曲!

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Friday on My Mind / The Easybeats (66年発表)


全員イギリス出身ながら、オーストラリアで結成されたジ・イージービーツの66年のヒット曲。オーストラリア最大のビートバンドとして注目を集め、本国UKに逆上陸。この曲はUKチャートでも第6位まであがるヒットとなったようです。

メンバーにはジョージ・ヤングという人がいたそうです。実はこのジョージさん、マルコムとアンガスという名前の弟がいました。そうです、70年代にAC/DCを結成したヤング兄弟のお兄さんだったのです。このお兄さん、イージービーツのメンバーだったハリー・ヴァンダとともに、AC/DCのデビュー・アルバムをプロデュースしています。

曲はこの時代ならでは、ビートの効いたポップス・ナンバー。私、今回、初めて聞かせていただきましたが、サビのメロディなんかはとってもいいですね。冒頭の単純なドコドコしたギター・リフも新鮮な感じがいたします。ご覧下さい。




この曲、なんとデヴィッド・ボウイゲイリー・ムーアがカヴァーしているようです。ボウイについては73年のカヴァー・アルバム「Pinups」に収録されていたようですが、ボウイ・ファンの私、恥ずかしながらこのアルバム聞いてないので知りませんでした。

聴いてみましょう。「Friday on My Mind」 by David Bowie
http://www.youtube.com/watch?v=oCgNCczbixc&feature=related

そんなわけで、ディープなAC/DC・ファンやボウイ・ファンならば、知ってる可能性がある曲だとわかりました。