いろんな企画モノが並行して走っております当ブログ、なかなか最後までいかず、やきもきしてる方も多いかと思いますが(そんなこたぁねぇか?)、今晩は延々と続いてるこの企画です。レコード・コレクターズ誌 7月号(もう10月号まで出てますが)で特集されたアメリカン・オールディーズ ベスト100のご紹介。70位台に入っておりますが、まだまだ名曲がどんどん出て来ます。
今晩は第76位から第80位までの5曲です。
第76位 I Fought the Law / Bobby Fuller Four 第77位 Baby Love / The Supremes 第78位 There Goes My Baby / The Drifters 第79位 The Train Kept A-Rollin' / The Johnny Burnette Trio 第80位 Hold On, I'm Comin' / Sam & Daveザ・シュープリームス、ザ・ドリフターズ、サム&デイヴといった、ソウル・ミュージックを語るうえでは欠かせないグループの、代表的ナンバーが並んでますね。また、ヤードバーズ、レッド・ツェッペリン、エアロスミスらのカヴァーで有名な第79位も見逃せないところです。が、今晩は、やはりこの曲をピック・アップさせていただきたいと思います。
テキサス出身のボビー・フラー率いるボビー・フラー・フォーの、66年に全米第8位まで上昇したヒット曲。フラーは、エディ・コウランやエルヴィス・プレスリーの影響を受けたロック・ナンバーを中心に人気が高まり、この曲が彼の最高のヒットとなりました。この曲がヒットしている最中に、車内で亡くなっているのが発見され、そのキャリアが突然に終わってしまったようです。(まだ23歳だったそうです。)そのため、私も、この人のことは全然知らず、上記の情報は、今日、ウィキペディアで調べて知ったものです。
それでは、彼らの演奏によるこの名曲をご覧下さい。
この曲は、実はボディ・ホリーが抜けた後のザ・クリケッツが59年のアルバムに収録していた曲で、作者はクリケッツのメンバー、ソニー・カーティスなのだそうです。彼らのナンバーもありました。
http://www.youtube.com/watch?v=qeYyWWf7JKg
http://www.youtube.com/watch?v=qeYyWWf7JKg
という歴史のある曲なのですが、私がこの曲を知ったのは、UKパンクの代表格ザ・クラッシュがカヴァーしたヴァージョンでした。79年にシングルとして発表された曲でした。最初聴いた時は、カヴァー曲だとは全く思わなくて、いかにも彼ららしい曲だなと思いました。「法と戦い、法が勝った」という歌詞も、それでも戦い続けるクラッシュの姿勢に、同調していたように感じます。
これのライヴ映像、初めてみましたが、やっぱ格好いいですね。彼らのヴァージョンが最高だと思います。
以降、パンク・ロックのアンセムになったような節もあり、YouTubeにはグリーン・デイのカヴァーもありました。時代を超えて生き残った曲です。