記念すべき090909の日にこんなニュースがありましたが、当ブログとは一切関係ございません。念のため。

元行員ら計8人を逮捕 三井住友不正融資事件で警視庁

三井住友銀行の融資金をめぐる詐欺事件で、融資先を紹介した不動産会社「コシ・トラスト」社長の中林明久被告(41)=同罪で起訴=らと共謀し融資金を詐取したとして、警視庁捜査2課は9日、詐欺の疑いで、同行元行員の堀真文容疑者(44)と中林被告ら計8人を逮捕した。

 事件をめぐっては、同行が平成14年2月以降、コシ社を通じて約80社に行った約612億円の融資のうち、約164億円が焦げ付いていることが明らかになっている。堀容疑者はコシ社から接待を受けており、同課は不透明な融資の実態解明を進める。

 同課の調べによると、堀容疑者は平成15年、中林容疑者らと共謀のうえ、返済が不可能であることを知りながら、東京都渋谷区内の実体のないイベント運営会社の決算書を偽造して同行に提出。同行から約1億5000万円の融資を引き出し、だまし取った疑いが持たれている。

 コシ社を通じた融資で焦げ付きが発生しているのは、同行高円寺法人営業部と新宿法人営業第2部、神奈川県の鶴見法人営業部。堀容疑者は高円寺と鶴見の営業部に在籍していた。

 これまでの捜査で、融資先約80社のうち約20社はコシ社が設立したペーパーカンパニーで、融資に必要な決算書や不動産鑑定書などは、すべて中林容疑者らによって偽造されていたことが判明している。捜査関係者によると、中林容疑者は同課の調べに対し、堀容疑者も一連の偽造に関わっていたと供述しているという。

 事件を受け、同行は6月19日付で、堀容疑者を含む2人を懲戒解雇処分としている。
新聞に「コシ」という言葉が載っていたのでビックリしました。
私、三井住友銀行に口座すら持ってませんので、ご安心を!

さあ、気を取り直して、いつものコーナー進めて参りましょう。まずはロック界先週の出来事。

 7日 命日:キース・ムーン 享年32歳(78年)
10日 誕生日:ジョー・ペリー(50年)
先週はあまり出来事の少なかった週でしたが、一般的には911の日ということであります。21世紀最初の年に起こった衝撃的かつ悲劇的な事件、あれから世界が変わりましたね。さらに、もうじき915、リーマン・ショックからも1年。これも世界が変わった出来事だったと思います。21世紀になってから、9月に歴史的な事件が、ちょくちょく起こってますね。

だからというわけではないのですが、00年代もラストの年となりましたので、BGMもこのディケイドを振り返るということで、暮れに向けて断続的に各年のアルバムをピック・アップしていきたいと思います。ニコニコしょーじさんのマネみたいですが、たぶんダブリは1枚もないと思います。00年代の総括を兼ねてということで、よろしくお付き合い下さい。まずは2001年に発表されたアルバムです。

ってなわけでぇ~、先週のBGMを~、リワインド!!!


Just Enough Education to Perform / Stereophonics (01年発表)

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まずは、今やUKの国民的バンドとも呼ばれる、ステレオフォニックスの3rdアルバムです。これまで6枚のアルバムを発表していますが、デビュー・アルバム以外は全て全英No.1を獲得しています。
私はこのバンド、デビュー当時から注目しておりまして、1st、2ndの疾走感の溢れるギター中心のビート・バンドで、かつ、メロディもしっかりしているところが気に入りました。ブリット・ポップや、ポスト・ロック系統には、イマイチ馴染めず、最近のロックはやっぱり自分にはダメだなぁと思ってた90年代後半、彼らの音楽を聴いて、最近のものにもいいものがあると思い、新手のバンド探しを再開するキッカケにもなったバンド。
ところがこの3rdは、それまでの疾走感や、瑞々しさが影を潜め、妙に落ち着いたサウンドとなり、当時はほとんど聴いておりました。最近、長い間をおいて先入観なく聴いてみたら、とっても落ち着きがあり、ウェスト・コースト・サウンドを思わせる曲もあったりして、割と自分の好きなサウンドであったことに気付きました。
この貫禄、彼らとしても国民的バンドへの第一歩を踏みしめた重要なアルバムだったのかも知れません。

それでは、この中から、発売当時から、彼ららしくはないけど好きな曲だった「Have a Nice Day」のTVライヴ映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=GNlpF1U0lmE


Weezer (Green Album) (01年発表)

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続いては、今年も新譜がでるという噂のウィーザー、3rdアルバムです。彼らはセルフ・タイトルを3枚出しておりまして、各アルバムのバック・カラーをとって、「Blue Album」(1st)、「Red Album」(6th)、そしてこの「Green Album」と呼ばれております。06年に一度記事にしているアルバムです(記事はこちら)。
94年にデビューし、1st、2ndと順調にリリースしていたのですが、97年にリーダーのリヴァース・クオモがハーバード大学(!)に進学したり、メンバーが脱退したりして、一旦解散状態になったのですが、2000年からツアーを再開。そして約5年のブランクを経て発表されたのがこのアルバムです。そんなわけで、感動のカムバック・アルバムでした。
クオモのソングライターとしての能力も全く衰えておらず、サウンドも攻撃的なものや、元気いっぱいのものがあり、快心の復活作でした。そんなわけで、彼らのアルバムの中では、一番思い入れのあるアルバムです。

この中からは、たくさんの曲を紹介したいのですが、ビートルズ・マジックを感じさせる「Photograph」のPVをどうぞ。リンゴ・スターとは関係ありません。



この他、01年発表のアルバムと言えば、

「Is This It / The Strokes」(昨日「21世紀のロック・アルバム」でご紹介。)
「Free All Angels / Ash」
「I Get Wet / Andrew W.K.」(日本盤発売は02年)
「Beautiful Garbage / Garbage」
「The Spirit Room / Michelle Branch」記事はこちら
「White Blood Cells / The White Stripes」

大物連中では、
「Just Push Play / Aerosmith」
「Zoom / Electric Light Orchestra」記事はこちら
「Reptile / Eric Clapton」
「Reveal / R.E.M.」

ソウル関係では、
「Songs in A Minor / Alicia Keys」
「Survivor / Destiny's Child」

などが発表されました。
(私のパソコンに取り込んであるアルバムを、01年で検索した結果です。まだ取り込んでないものもありますので、重要なアルバムが漏れている可能性があります。)


Vespertine / Bjork (01年発表)

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今晩ラストは、アイスランドの歌姫ビョークです。映画「Dancer in the Dark」での主演とそのサウンド・トラック盤で、グラミー賞とアカデミー賞に同時にノミネートされ、大きく注目された後のアルバム。
私、上述のとおり、90年代後半に、ベックとか、このビョークといった、いわゆる「ポスト・ロック」と呼ばれたアーティストについては、時代の音楽なんだということで、一応聴く努力をしたのですが、その当時は、その音楽の良さが全くわからず、もう自分は時代についていけないと感じました。
でも、こうやってその後10年以上、いろんな現代のサウンドを耳にして来ますと、こういった音楽の聴き方というのか、文脈ならぬ音脈をフォローする力というのか、何やらそういったものが備わってきて、久々に聴いてみたら意外と良かったりします。特にこのビョークは、このヴォーカルの持つ力と言うものに気付いたら、かなりヤミつきになる部分もありますね。
氷の世界から持ってきた冷めた熱情を感じる作品だと思います。

これまた、TV出演時の映像で「Pagan Poetry」。バックはグリーン・ランドの人たちだと、演奏の後で言ってます。
http://www.youtube.com/watch?v=hJyLZ0mYOyw


さあ、5連休を控えて、今週はできるだけ仕事を片付けてしまいましょう。また、来週!!