1970年4月10日、ポール・マッカートニーがザ・ビートルズからの脱退を公式発表しました。ジョン・レノンは既に脱退する意思をバンド内では表明していたそうなのですが、公にはされていなかったため、一般にはこの出来事を以って、20世紀最大の音楽集団の解散と理解されてます。
そしてこの出来事から約39年を経た今週、遂にビートルズの全作品がリマスター化されて、再発される事が発表されました(発売予定日は9月9日)。CDの時代になってから、ビートルズの作品は、一部の編集盤を除きリマスターはされておりませんでした。
ビートルズのオリジナル作品のリマスター作業が進められてるという噂を聞いておりましたし、その成果の一部が、全米および全英No.1を獲得した曲を集めたベスト・アルバム「1」や、シルク・ド・ソレイユのサントラとして発表された「Love」などで、断片的に披露されてきておりまして、私もこのリマスター盤の発表は心待ちにしていたものであります。遂に今年発表の運びとなったわけです。(このニュースについては、既に多くの方がご自分のブログでご紹介されております。)
しかも、ステレオ・ボックスに加え、「ホワイト・アルバム」までについては、別途モノラル・ボックスというのも発表されるようで、一体どんな風にこのリマスター盤を揃えて行こうか、たいへん悩んでおります。デビュー・アルバムである「Please Please Me」の、パラフォーンのモノラル盤の凄さについては、音楽雑誌やブログ上で評判なだけに、ホントどうしうようかと、迷っております。
今年は、この後も超大物の面々の新譜が控えてますし、ニール・ヤング御大のアーカイヴ・シリーズも発売延期されてますが着々とリリース準備が進められている、さらにはストーンズも「Sticky Fingers」以降、すなわちローリング・ストーンズ・レコードからリリースされた作品のリマスター盤が5月から順次発表されるというニュースまで入ってきて、一体、何をどうやってゲットして行けば良いやら途方に暮れております。
00年代ラストの年、なんかとんでもないリリース・ラッシュの1年になって参りました。
それでは、今晩は、ビートルズの実質的ラスト・ソングであり、タイトルもまさにそのまんまという、この曲を取り上げます。
「The End」 by The Beatles from 「Abbey Road」.