こんばんわ、バン・E・カルロスです。

今週は、とっても忙しくて、記事アップもロクに出来ず、このままでは、週末ブロガーや、月イチ・ブロガーになってしまうと自分でも気になっておりました。本日も深夜までの残業を終え、なんとか週末に辿り着いたので、軽い記事をアップさせていただきます。

本来、この「懐かしのポップス天国」は、70年代前半の、私が洋楽聴き始めの頃に主に日本で流行ったものを取り上げてきましたが、今日は、ちょっと新しめに、70年代後半のバンド、チープ・トリックが登場です。

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日本から人気に火がついたバンドと言えば、クイーンや、ジャパン、そしてこのチープ・トリックがを思い出しますね。みなさん、ご存知のとおり、左の画像の彼らの3rdアルバム「Heaven Tonight (邦題:天国の罠)」(78年発表)の発売と同時期に来日し、その時の武道館でのライヴが、日本のみでアルバム化されたのですが、それがアメリカでも評判になって、アメリカでもリリースされ、大ヒットしました。「武道館」の名前を全米に轟かせた、記念すべきライヴ・アルバムでした。

私は、この頃は、77年秋のセックス・ピストルズの日本初シングルなどを聴いて、パンク野郎になっていった頃で、4人のうち2人のルックスでアイドル的に扱われてたこのバンドは、4歳下の妹の守備範囲で、ラジオでは聴いて知っていたけど、自分で積極的に聴く対象ではありませんでした。私の出身地、金沢でもライヴを演ってくれたのですが、行きませんでした。妹の方は、当然行って、追っかけもどきみたいなことまでやっていました。おかげで、トム・ピーターソンが写ってる写真が家にありましたね。

今月の「レコード・コレクターズ」誌が、なんとこのバンドを特集していました。彼らもレココレに特集される時代になったのかと、感慨深かったですが、borninさんは、つまらなかっただろうなぁと、余計な心配までしておりました。

で、そのレココレ読んでると、なんでも、その武道館公演30周年を記念した完全盤が出るそうです。また、私は知らなかったのですが、90年代を代表するバンドの多く(スマッシング・パンプキンズ等)が、このバンドをリスペクトしていると知って、ほ~、そんなに影響力が高かったんだと、意外な発見をした次第でした。

また、リード・ヴォーカルのロビン・ザンダーが北欧出身、ドラムスのバン・E・カルロスがベネゼエラ出身というのは、マッタクのでっち上げだったという話を読んで、ビックリしてしまいました。いい加減な時代だったんですね。

と、かなり冷めたコメントを書き連ねて参りましたが、この3rdアルバムや、ライヴ・アルバムに収録されている「Surrender」という曲は、大好きでした。エキセントリック・ギタリスト、リック・ニールセンのソング・ライティングの能力の高さを、まざまざと見せつける名曲。ビートルズ・マジックも感じさせる、ハード・ポップ・ロックって感じ。ホント、良く出来た曲です。


さらに、この曲探してたら、グリーン・デイによるこの曲のカヴァーもありました。興味のある方は、どうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=pypTn7gujv0&feature=related

本来、「ロック日記」の書庫でじっくり扱うべきアーティストであると承知しておりますが、私の中では、素敵なシングル曲を連発していたポップなロック・バンドというイメージでした。そんなわけで、思い入れという面では、今ひとつなのですが、歳月を経ると、やはり偉大なバンドだったのだなぁと、再認識した次第であります。