最近、音沙汰を聞いておりませんが、エアロスミスの現時点での最新アルバムを紹介いたしましょう。といっても、オリジナルは1曲のみの、ブルースやR&Bの名曲をとりあげたカバー・アルバムです。
つい最近に出たと思っていたのですが、早や3年の月日が流れております。確かにこのアルバムを引っさげて来日し、Rock Odesseyにも、ザ・フーの後にトリとして出演したのですから、間違いなく3年前の事ですね。
当時のオリジナル・アルバムでは、職業作詞・作曲家に曲づくりをまかせ、彼らなりのポップ・ソングで勝負していたのですが(それはそれで悪くはないと思っておりましたが)、このアルバムでルーツに戻り、久々にエアロらしい硬派のアルバムを創りあげてくれ、一時期はヘビィ・ローテにしていた快作です。もともと、初期のエアロのカバー曲は、オリジナル以上に格好良かったので、彼らの真骨頂を見せてくれたアルバムでもあります。古い曲もあるのですが、全て彼らのサウンドに昇華しており、見た目は老けてもエアロ健在を見せ付けてくれたアルバムです。
では、各曲を紹介していきましょう。
① Road Runner
オリジナルはボー・ディドリー。UKバンドが結構カバーしていますが、誰のヴァージョンを最初に聞いたのは不明。ご機嫌のロック・ナンバーです。
② Shame, Shame, Shame
スマイリー・ルイスという人の56年の曲だそうです。アップテンポでノリが最高のナンバー。日本盤のライナー解説によると、こういうのはジャンプ・ナンバーと言うそうです。
③ Eyesight to the Blind
ブルース・ハーピスト、サニー・ボーイ・ウィルアムソンⅡの51年の曲。BBキングも取り上げているそうです。と、いうことで、ミドル・テンポのブルース・ナンバー。
④ Baby, Please Dont Go
放浪のブルース・マン、ビッグ・ジョー・ウィリアムスの35年録音。私は、ヴァン・モリソン率いるゼムの曲として初めて聴きました。
⑤ Never Loved a Girl
アレサ・フランクリンのアトランティック移籍第1弾アルバムに収録されていた「I Never Loved a Man」を改題したもの。(曲は、ほぼそのまま。)アレサに負けじとスティーヴン・タイラーが熱唱しています。
⑥ Back Back Train
⑦ You Gotta Move
スライド・ギターの名手、フレッド・マクダウェル作で、ジャージーな雰囲気の⑥。ジョー・ペリーが歌います。さらに、マクダウェルが好んでとりあげていたトラディショナル・ソングの⑦は、ストーンズも「Sticky Fingers」でカバー。ストーンズはダルい系の雰囲気で取り上げていたのですが、エアロ版は彼らならではの見事なハード・ロックに仕上げました。
⑧ The Grind
当アルバム唯一のオリジナル曲。完全にブルースの様式でありながら、彼ららしさを出してます。
⑨ Im Ready
「I Can't Qiut You」でお馴染みのウィリー・ディクソン、54年の曲。じっくりといい味を出している演奏です。
⑩ Temperature
天才パーピストと言われるリトル・ウォルター、57年の曲。これもミディアム・テンポのブルース・ナンバー。
⑪ Stop Messin Around
UKブルース・バンドの代表格時代のフリートウッド・マックの曲も取り上げてます。ジョー・ペリーのヴォーカル、当アルバムでは、2度目の登場です。
⑫ Jesus Is on the Main Line
古いゴスペル曲で、前述のマクダウェルも好んでとりあげていた曲。ドブロ・ギターも入って、アンプラグドな感じです。私は、この歌、ライ・クーダーで知りました。
オリジナルはボー・ディドリー。UKバンドが結構カバーしていますが、誰のヴァージョンを最初に聞いたのは不明。ご機嫌のロック・ナンバーです。
スマイリー・ルイスという人の56年の曲だそうです。アップテンポでノリが最高のナンバー。日本盤のライナー解説によると、こういうのはジャンプ・ナンバーと言うそうです。
ブルース・ハーピスト、サニー・ボーイ・ウィルアムソンⅡの51年の曲。BBキングも取り上げているそうです。と、いうことで、ミドル・テンポのブルース・ナンバー。
放浪のブルース・マン、ビッグ・ジョー・ウィリアムスの35年録音。私は、ヴァン・モリソン率いるゼムの曲として初めて聴きました。
アレサ・フランクリンのアトランティック移籍第1弾アルバムに収録されていた「I Never Loved a Man」を改題したもの。(曲は、ほぼそのまま。)アレサに負けじとスティーヴン・タイラーが熱唱しています。
⑦ You Gotta Move
スライド・ギターの名手、フレッド・マクダウェル作で、ジャージーな雰囲気の⑥。ジョー・ペリーが歌います。さらに、マクダウェルが好んでとりあげていたトラディショナル・ソングの⑦は、ストーンズも「Sticky Fingers」でカバー。ストーンズはダルい系の雰囲気で取り上げていたのですが、エアロ版は彼らならではの見事なハード・ロックに仕上げました。
当アルバム唯一のオリジナル曲。完全にブルースの様式でありながら、彼ららしさを出してます。
「I Can't Qiut You」でお馴染みのウィリー・ディクソン、54年の曲。じっくりといい味を出している演奏です。
天才パーピストと言われるリトル・ウォルター、57年の曲。これもミディアム・テンポのブルース・ナンバー。
UKブルース・バンドの代表格時代のフリートウッド・マックの曲も取り上げてます。ジョー・ペリーのヴォーカル、当アルバムでは、2度目の登場です。
古いゴスペル曲で、前述のマクダウェルも好んでとりあげていた曲。ドブロ・ギターも入って、アンプラグドな感じです。私は、この歌、ライ・クーダーで知りました。
ロック聴いてきた人なら、そこそこ知っている曲とディープなブルース・ナンバーを取り混ぜながら、音はやはりエアロといった感じで、たいへん好感の持てるアルバムでした。
次はどんな動きを見せてくれるのでしょうか?? 3年経ったから、そろそろでしょうか??
では、「Baby Please Don't Go」です。ゼムのヴァージョンを参考にしていると思うのですが、どうでしょう。