ザ・ブラック・キーズ:今年も新作出しました
オハイオ州アクロン出身のロック・デュオ、ザ・ブラック・キーズが3年連続となる新作を今年も発表しました。ここの所、ややポップに走った感がありましたが、今回の新作は、彼らの本来のガレージ・ロック・サウンドに回帰しておりました。Peaches / The Black Keys26年発表ギターとリード・ヴォーカル担当のダン・オーバックと、ドラムス担当のパトリック・カーニーに、ギター、ベース、キーボードにサポート・ミュージシャンが加わり、基本的に5人編成のバンドでサウンド作りをしているようです。曲によってはホーン・セクションも加わっています。冒頭、彼ららしいサウンドと言いましたが、このアルバムはカヴァー集。とはいえ、私が知ってる曲は1曲だけだったので、彼らの新曲を聴いているように楽しむことができました。【収録曲】 ① Where There's Smoke, There's Fire ② Stop Arguing over Me ③ Who's Been Fooli' You ④ It's a Dream ⑤ Tomorrow Night ⑥ You Got to Lose ⑦ Tell Me You Love Me ⑧ She Does It Right ⑨ Fireman Ring the Bell ⑩ Nobody But You Babyそれではこの中から何曲か聴いて行きましょう。③"Who's Been Foolin' You"は、デルタ・ブルーズのシンガー、アーサー・クルーダップの曲。いつ頃の曲か調べきれませんでしたが、ブラック・キーズは、ダルでヘヴィーなブルーズ・ロックにして演奏しています。https://www.youtube.com/watch?v=GD6HA1Jf68c&list=RDGD6HA1Jf68c&start_radio=1これまたミッシシッピ州出身のブルーズ・ミュージシャン、ジュニア・キンブロー作の⑤"Tomorrow Night"。こちらはテンポの良いブルーズ・ロックに仕上げています。歪んだギターが盛り上げます。https://www.youtube.com/watch?v=2wdMhugbUeU&list=RD2wdMhugbUeU&start_radio=1アルバムから最初のシングル・カットとなった⑥"You Got to Lose"。こちらはシカゴ・ブルーズ・シーンで活躍したアール・フッカーの作で、77年にジョージ・サラグッド&ザ・デストロイヤーズというデラウェア州出身のブルーズ・ロック・バンドが取り上げていた曲だそうです。唯一私が知っていた⑧"She Does It Right"は、ロンドンのパブ・ロック・シーンで活躍したドクター・フィールグッドのデビュー・アルバム収録曲。オリジナルは歯切れの良いカッティング・ギターが印象的でしたが、こちらはリフを活かしながらヘヴィに攻めています。https://www.youtube.com/watch?v=E1MW3E1OjL8&list=RDE1MW3E1OjL8&start_radio=1またまたミシシッピ州出身のブルーズ・シンガー、R.L.バーンサイド作の⑨"Fireman Ring the Bell"。マディ・ウォーターズの"Rolllin' And Tumblin'"を思わせる曲調です。https://www.youtube.com/watch?v=Kg6UoiQ7ZGg&list=RDKg6UoiQ7ZGg&start_radio=1彼らの音楽的ルーツを知ることのできる作品でした。