月経カップチャレンジ中の私です。
生理の体験は、人によってかなり異なるようですね。
同じ女性でも「ぜんぜん辛くない」と言う人もいるようです。
男性だけではなく、そういう女性にも、辛いタイプの生理体験への理解が必要です。
職場で無神経なのは、おじさんだけではなく、自分以外の体験に対する理解が不足している
女性の存在も大きいです。
ある女性役員が、10人ほどのマネジメント会議で、子供を持つ人だけが分かる話
(子供番組のスピンオフイベント)を、「アイスブレイク」として楽しそうに話していました。
子供を持たない人、持つことのできない人、それ以外の事情を持つ人、
そういう存在を、彼女は知らないのだろうなぁ、とその景色を眺めていました。
その話は、また別の機会に。
生理の体験について、多くの女性が語り合う機会を持っていません。
なんとなく、タブーな話のような気がするから。
トイレで処理するような、汚い話だから。
私は、自分自身の生理の体験が、重いものであると気が付いたのは、
30歳も半ばになった頃でした。
それは、香港に暮らしていたころのことです。
30代半ばで、私はある会社の拠点社長として仕事をし始めました。
社長といっても、ほんの小さいチームでしたが、それでも社長は社長。
日本でもやったことのないような業務を、日々、英語で検討・対応しなければ
ならない毎日は、たくさんの面白さと、同時に見えないストレスの連続でした。
そんな中で、生理の存在は、私を悩ませる大きなものでした。
(つづく)