アーニ出版 北沢先生と平さんのお話は、とても衝撃的だった。

 

まずインパクトがあったのは、今の学校の性教育の現実。

 

 ・教科書には、メダカの生殖が載っている。

 ・そのあと、突然、お母さんのお腹に赤ちゃんがいる。

 ・「性交」という言葉を使用するのは禁止されている。

 ・生理の話を聞くのは女子だけ。男子は校庭で遊びまわっている。

 

自分が小学校の時はどうだっただろう・・・。

セックスの話を、ちゃんと教わった実感は確かに、ない。

 

初めて生理の時は、本当に怖かったし、恥ずかしかった。

初めてのセックスも、よくわからないまま、男性任せにしてしまった。

 

性教育がないことが、この世界に何をもたらしているのだろうか。

 

・未成年の妊娠

・赤ちゃんの遺棄

・シングルマザーの貧困

・性病

・間違ったセックス観による女性の苦痛や女性としての尊厳の毀損

・家族による性犯罪

・性的マイノリティに対する誤解・不理解

 

※2015年~2016年度 高校生の妊娠2098人。高校の勧めも含めた自主退学674人。

  2016年度の16~18歳の中絶件数は7716件。(アーニ出版 「性教育は人権教育 2019年度」より)

 

日本の教育現場には、性教育をできる指導者がいないらしい。

 

セミナーの中で、この本を見せてもらった。

ムンメルーなぜ子供を産むのか 見たこともないような実写の写真が使われている。

 

・お父さん、お母さん、子供の裸

・お母さんが妊娠してからの姿

・子供が生まれる瞬間、頭が見える瞬間・・・。

 

とても美しい本だった。

 

男性と女性が愛し合って、セックスをして、子供が生まれる、

こんなに美しい物語を、日本ではなぜこんなにも隠されているのだろう。

まるで、汚いものを隠すように、恥ずかしいものを見ないように。

美しかったはずの物語を、多くの人が苦しんでいるのは、なぜなのだろう。

 

私の知っている「セックス」は、多くの場合、「性欲」の意味で使われる。

だから、女性である私が、こんなタイトルでブログを書くこと自体が、「ちょっとおかしい」かもしれない。

 

でも、最近になって、やっと学んだその美しさを、多くの人と分かち合いたい、そんな気持ちが抑えきれないのです。

 

多くの日本女性が、当たり前のように受け入れてきた苦しみから解放されて、女性の尊厳を、取り戻してほしい。

その願いが、湧き上がるのです。

 

 

(つづく)