電話相談「それって、直葬でよくないすかー?」
タクシーに乗っていたら、ラジオがついてて、聞こえてきた相談ごと。
「兄に所在の知れない相続人がいて、葬儀代を負担した自分が、遺産を受け取れない」ということだったのだけど。
「すごいバカな人だなー」
相談者は女性で、兄が亡くなったとき、行政?から連絡を受けてやむなく葬儀を出したらしい。
兄には妻子があったが、ずっと前に離婚してて、2人の間の子供も所在不明。
だから、お役所は「連絡のつく血縁者」に「何とかしろ」と言ってきたわけ。
これは理解できる。
私も、役所から頼まれて、父方の叔父が借りてた市営住宅の引き払い手続きをしたことがあるから。この叔父の息子は、「あえて」所在を隠してるんだけどね。
父に代わって父方の伯母、母に代わって母方の叔父の葬儀を取り仕切ったこともある。
そんな私が、この女性をバカ呼ばわりするには理由がある。
どの件でも、私はビタ1文お金は出してない。
母方の叔父は保険を遺してくれたし、父方の伯母は国債を遺してくれた。
何も遺さない…というかまだ生存中の父方の叔父については、費用は父が出してくれた。
この女性は、兄の預金が100万もないことを知っていた、らしい。
なのに、なんで150万の葬式をしたのか。
問題なく相続ができたとしても、大赤字である。
そもそも、ほかに葬儀代を負担してくれる人がいないくらいだし、直系の子も行方がしれないんだから、「きちんとした葬儀」をする必要、なくない?
今は、家族がいても「直葬」を選択することだってある。
うちの地元では、10万そこそこでやってくれる業者も複数ある。
相談者は70代くらいのようだったけど、この世代は情報弱者が多いんだろうか。