私が住んでいる地域は、公立王国です。

私自身も地元の公立中から公立高校、そして国立大学を卒業しました。妻はというと、他県ですが同様に公立中から公立高校を出て、国立大学を卒業してます。さらに言うと、妻の高校は県最難関高校で、灘高校ほどではありませんが、東大に入る子も結構いるそうです。そう、私立と違い高校三年間の勉強で東大に入ってしまうような、いわゆる秀才(要領のいい子)たちです。

 

タイトルに戻りますが、「中学受験ってする必要あるのか?」と、正直思います。さらにいうと、仮に中学受験をしたとしても、私の住んでる地域では私立の上位3校に合格したなら入学するべきだと思いますが、そうでないなら地元の公立中に行くべきだとも夫婦で思っています。難関校の上位3校の高校偏差値はもちろん高いのですが、それ以外の私立高校は公立高校からでも逆転可能です。それほどに公立王国なのです。

公立中にいけば色んな子がいます。良い子も悪い子も。それも含めて公立中で社会勉強してくれればと私は思っていました。

 

少し本題からそれますが、我が家は教育にはお金をかけてきました。そう、妻が教育熱心です。それだけ子どものことを真剣に考えてるんだと思います。

1歳の頃から◯田式に通い、毎日何かしらの勉強(?)をしていました。正直言いますと、最初はその◯田式も行かせれば頭が良くなると思っていましたが、全くそういうわけではありませんでした。しかも、どちらかといえば右脳を鍛えることに重きを置いていて、考える力や計算する力を養えるわけではなかったと感じています。いわゆる中学受験で要となる算数は、◯田式に行かせても必ずしもできるわけではないと思います。娘はその中学受験の算数が苦手で、とても算数には苦労しました。

 

娘には勉強する習慣を身に付かせたいということで、4年生の途中から塾にいかせるようにしました。今思うとそれが中学受験の始まりでした。まわりの子は中学受験するつもりのご家庭ばかりなので、その流れで娘も中学受験したいと言うようになりました。

さて、困りました。我が家はそれほど裕福ではありません。迎えに来る車はベンツやらBMWやらお金持ちなんだろうなと安易に想像できます。ですから、最初に何度も娘と二人で話し合い、「上位3校に(1つは男子校なので実質2校)に合格しなければ、地元の公立中に行くこと!」という約束しました。

 

 

それから3年後の今、合否の結果待ちです。最難関校の女子校は残念ながら不合格でしたが、その繰り上げ合格が今週発表されるのでそれを期待して今持っているところです。もう1校も今週には結果が発表されます。正直、両校とも娘にとってはチャレンジ校です。

 

過去問をやっても合格最低点を超える年とそうでない年があり、過去の模試は合格圏内80%以上など取ったこともありません。塾では基本上のクラスにはいましたが、極稀に下のクラスに落ちることもありました。そんな立ち位置です。

 

ちなみに中学受験では、いきなり本命校というのはないらしく、娘も本命2校の前に前受2校受験しそちらは有り難いことに2校とも合格を頂いています。

 

娘はこの三年間とても頑張りました。恐らくどのご家庭も頑張っているとは思いますが、私ならとてもできないような努力をしました。朝は5時半から起きて、まず苦手な算数。そんな生活でした。正直、悩んでいます。これだけの努力をして、結果地元の公立中に行かせるべきか。

 

もちろん、今週結果が発表される学校に合格すれば一番良いのですが、そうでない場合、当初の約束通り地元の公立中に行くべきか、あるいは当初の約束は取り消して、前受の学校に行かせるべきか。ちなみに前受2校の偏差値は難関校の上位3校のすぐ下の学校にはなりますが、上位3校とは偏差値にかなり差があります。

 

今週は娘にとって大きな分かれ道になりそうです。