芸術の秋_Part 2 | ボストン!英会話!留学!料理!海外生活!★BBHEのブログ

芸術の秋_Part 2

MFAのすぐ近くにある「イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館」へ行ってきました。
ボストンの大富豪で、有名な美術品収集家・イザベラ・スチュアート・ガードナーのコレクションのみを展示した美術館です。

大理石をふんだんに使った重厚な建物で、中央に中庭のある、上から見たら升のような形の4階建ての建物です。
オランダの間とか、イタリアの間と言ったふうに、各部屋ごとにテーマがあり、調度品もそれに合わせて飾られています。

ヨーロッパ、アジア、アメリカを中心に2,500以上もの-絵画, 彫刻, 家具, タペストリー, 建築物装飾品, 素描, 銀製品, 焼き物, 彩色写本, 貴重本, 写真, 古代ローマ時代の手紙等々-が展示されています。

絵画だけでも、ベラスケス、レンブラント、フェルメール、ミケランジェロ、ラファエル、ボティチェリ、モネ、ドガ、マチス、ウィスラー、サージェントなどなど・・・
教科書に載ってる有名な画家の傑作(マスター・ピース)が、さりげなくそこここに飾ってあります。


そしてこの美術館の一番凄いところは、これら全ての芸術品が手を伸ばせば届くところに、しかもガラスなどのカバーなしに(特殊なものを除いて)展示されているところです。絵の前にロープとか仕切などは一切ありませんので、画家が意図した絵具のタッチがそのまま見えます。チョー感激です!!

そのためか警備は非常に厳重で、もう、あっちこっちに警備員が立っています(結構緊張しましたよ!)。
もちろん写真撮影は厳禁なので、美術館内部の写真は一切撮れませんでした。。。。


もうひとつ、この美術館が世界的に有名になったことがあります。
1990年の聖パトリック祭(3月18日)の早朝、ボストン警察の制服を着た2人組みの強盗によって13枚の貴重なマスター・ピースが盗まれたんです。
そのなかにはフェルメールの「コンサート」や、レンブラントの「ガラリア湖の嵐」などが含まれ、被害総額は$500 million以上と言われます。
懸賞金もかけられていますが、2012年現在でもまだ見つかっていません。
$ボストン!英会話!留学!料理!海外生活!★BBHEのブログ 「コンサート」の絵

絵画は額縁から外して盗まれた訳ではなく、乱暴にも額縁の内側からナイフで切り取られたので、額縁に切り跡が生々しく残されています。
美術館では、盗まれた絵画が飾ってあった場所に残された額縁のみを展示しています。
偉大なマスター・ピースが飾られたその隣に、ポツンと額縁だけを残した空間があるのは、なんとも寂しく心に残る光景でした。


という訳で、”芸術の秋”を堪能して家に戻ったら、日本の東京都美術館で9月17日まで「マウリッツハイス美術館展・オランダ・フランドル絵画の至宝」展をやっていたというニュースを読みました。 日本でフェルメールの傑作、「真珠の首飾りの少女」が見られたんですね!
日本のファンの多いフェルメールですから(私も大好きです!)、きっと大盛況だったでしょうね!

東京の後は、神戸市立博物館で9月29日から開催されるそうです。
フェルメール、レンブラント、ルーベンスなど、オランダ絵画に興味のある方はぜひご鑑賞下さいませ。


091712
mariko