Canonの「EOS R1」について、センサーの画素数が足りないとお嘆きの方々がかなり散見されます。フラッグシップモデルには4000〜5000万画素位ないといけないような世間の風潮がありますが、本当のところどうなのでしょうか。
トリミングは、撮影時の構図を補正したり、特定の被写体や部分を強調する際に非常に有効です。特に風景写真、野生動物、スポーツ、人物写真などの多くのジャンルで活用できます。ただし、トリミングによる画質の劣化を最小限に抑えるため、撮影時にできるだけ高解像度で撮影することが重要です。
そのために高画素センサーを搭載したカメラのデータの取り回しが後加工で非常に有利な訳なんですよね。データの汎用性が高い点において、やはり高画素機はメリットが多く、大多数の方がそこを求めているんだと思われます。
では、2420万画素のセンサーの場合、どうすれば良いのでしょうか。その場合はレンズの焦点距離に汎用性を持たせたズームレンズを活用して、撮る段階で「トリミング」を済ませる事が重要になってくるのだと思います。ですので、そういった意味においては高画素機に比べて被写体に対するレンズ選びはより重要になりますね。それと、新たに搭載された「アップスケーリング」機能を併用することでさらに対応幅は広がるでことしょう。
プリントの場合はどうでしょうか。実際にCanonのPRO-S1でA3ノビ(329×483mm)をプリントする場合、2400万画素で「綺麗」な仕上がりが得られるかどうかですが、一般的に解像度については300dpi(dots per inch)が推奨されており、これを基に必要なピクセル数を計算すると、329mm × 300dpi ≈ 3882ピクセル、483mm × 300dpi ≈ 5698ピクセルで、A3ノビに必要な最低解像度は約 3882×5698ピクセル(約2200万画素) です。
2400万画素(約6000×4000ピクセル) はこの要件を満たしており、理論的には十分な解像度です。
2400万画素での実際のプリントクオリティについては、視認距離による影響は、通常の視認距離(30〜50cm)では、2400万画素で撮影された画像は十分にシャープで綺麗に見えるそうです。A3ノビサイズにプリントしても、解像感が不足して見えることはほとんど無いらしいので、安心ですね。
ということで、2400万画素をプリント(A3)まで考えた場合は、トリミング前提無しで6000×4000ピクセルの範囲で撮影時に画作りを完成しなければならないということなります。そういった観点からも、「EOS R1」は正にプロ用カメラなんだと思います。
やはり、高感度が犠牲にならない範囲で画素数は多い方が良いみたいです。R5MarkⅡにすればとも思いますが、R1のAF性能は欲しいわけで。
ちなみに…
4Kモニターにドットバイドットで表示させる場合は、約830万画素あれば良いわけで、WEB用途に限っていえば2400万画素はとても十分なデータを持っている事になります。
また、A4サイズの写真集を作ろうとした場合は870万画素で事足りちゃいます。
