まず、ダイナミックAFとは説明書によると「撮影者が選んだ1つのフォーカスポイントから被写体が一時的に外れても、周辺のフォーカスポイントからのピント情報を利用してピントを合わせます。」とあり、被写体の捉えやすい順に「25点・72点・153点」の3種類が用意されています。
但し、ダイナミックAFはあくまで選択した1点の測距点で被写体を捉えるのが基本であって、一時的に他の測距点を補助で使用し、自動で最適な測距点が選択される訳ではないのがポイント。
更にその〝一時的″はAFロックオンの設定「横切りへの反応」で変化し、設定された時間内(後述)に選択している測距点で被写体を再捕捉しないとAFロックオンの時間切れとなって、別の被写体(部位)にAFを合わせ始めるというのが、今回新発見。
また、単純に測距点が多ければ良いという訳でなく、被写体の大きさや被写体色と背景色、障害物によっては被写体以外に引っ張られるケースも多くなることから、条件に応じた適切な設定をしないと〝高いだけのカメラ"になってしまいがち。
なので、ダイナミックAFの基本は25点を選択し、基本は選択した1点の測距点で被写体を捉え続ける腕を磨くと共に、外した場合でもAFロックオン設定を鈍感にして被写体の再補足時間を稼ぐことが重要かと思われます。
対して、グループエリアAFとは説明書によると「撮影者が選んだフォーカスポイント(グループ)を使ってピント合わせをします。広い範囲で被写体を捉えるため、誤って背景にピントが合ってしまうことが起こりにくくなります。1つのフォーカスポイントでは捉えにくい被写体を撮影する場合に適しています。」とあります。
選択測距点と上下左右の測距点の合計5点でフォーカスエリアを構成し、そのエリア内で最適な測距点が自動選択されるので、グループエリアAFは面で捉えるという言い方をする場合もあります。
グループエリアAFは、一時的に被写体を外してもエリア内のどれかに被写体が引っかかっていればOKで、AFロックオンの時間切れによるピント外し、いわゆるピント抜けが少なくなるAFエリアモードということです。
但し、ピントを外す確率は下がっても、測距点の自動選択という性格上、被写体のある部位に狙ってフォーカスさせるのは厳しい可能性も。
言い方を車に例えれば、ダイナミックAFはMT車で、グループエリアAFはAT車というところでしょうか。
このことから、このグループエリアAFについては今回の検証で改めてもう少し使い込んでみる価値がありそうです。ワンコ達の顔がしっかり捉えられればそれで良いわけで、納得出来る画を歩留まり良く得られる方がいいに決まってますから。
D500 / AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
次はAFロックオンについて。
D750のAFロックオンは、「被写体との距離が瞬時に大きく変わったとき、AFをすぐ追従させるか、一定時間経過してから追従させるか」を強め~弱め(5段階)のみで設定していました。
それに対して、D500のAFロックオンは「横切りへの反応」と「被写体の動き」の2項目によって構成され、それぞれ設定できる仕様になりました。
「横切りへの反応」は従来の「強め~弱め」と同様と捉えていて、標準3が約0.45秒、敏感1で約0.3秒、鈍感5で約0.75秒はAFを停止し、それを過ぎるとAFを駆動する設定のようです。
横切る障害物が無い状況限定であれば、AFのON・OFFは「AF・ONボタン」でコントロールし、ロックオン設定を敏感よりにするほうが、よりダイナミックAFの効果が発揮されそうです。これについては、ダイナミックAFとの組み合わせ効果を後日再検証しようと思います。
そして今回は「被写体の動き」という新しく追加された機能がキーポイントです。
「被写体の動き」は「スムーズ・標準・ランダム」の3段階を被写体の速度に対して設定します。一定速度時のピント不安定化防止と動作速度が急激に変わる被写体のピント追従性向上を謳っています。
要は被写体の速度と動きの変化を予想し事前に設定することで、動体予測AFの精度を向上させ、連写時に変化の瞬間に発生する数カットのピント向けを防ぐことが出来るというもの。
今までは標準のままで使用していましたが、もしかするとランダムに設定した方が犬撮りでは良い結果につながるかもしれません。
以上、まだまだ試さないといけない事がてんこ盛りですが、自分はニュータイプではないので地道に努力するしかありません。
今回「Nikon D500スーパーブック」という本に出合って、こんなことを改めて考えてしまった次第です。D500使いの方は参考になる書籍だと思います。
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