広福女王♥仙台334の広福菜根譚その47
掛布雅之、阪神特別コーチで25年ぶりに下半身ユニフォーム姿に
飲酒運転で久万オーナーに干された感じだった掛布雅之、それが今年その久万オーナー
が亡くなった事でDevelopment Coordinator、略DC、育成&打撃コーディネーターとして
引退の1988年から実に25年ぶりに下半身だけながら黒いストッキング剥き出しの野性味
溢れる阪神のユニフォーム姿をみる事ができました。掛布ファンにとっては涙が出るほど
嬉しい事だったに違いないでしょうし、何よりも掛布本人が望んだ事でしょう。今回の秋季
キャンプも凄いはしゃぎぶりで関西スポーツ紙は連日それを書きたてたようですね。
根強い監督復帰待望と西岡考案ポーズのグラディ批判
オールドファンからは根強く監督復帰が願われている掛布ですが実はDCになる前に掛布
はTBSの関口宏のサンデーモーニングの8月4日放送のゲスト出演で西岡考案のポーズ、
(後にグラディと命名)に喝を入れ
「プライドをかけて戦っている相手に、
尊敬の念が感じられない。ダメとは言わないが、
やる場面を考えてほしい」
「相手を挑発する行為で、米国だったら報復される」
と述べました。私は西岡加入で阪神が明るくなり、グラディこそその特極でスカっと
気持ちよく感じていたので彼の発言にはいささかガッカリしたものでした。しかしこの時は
まだ掛布に関しては残念に思っただけで監督復帰を祈っていたのですが
秋季キャンプで岡田彰布と再度グラディ批判に人間性に疑問
クライマックス終了後、掛布雅之がDCとして秋季キャンプに参加、そこへ阪神オリックス
元監督の岡田彰布が訪れグラディについてどう思うかと聞くと掛布ははっきりと
「あまり格好良くないよね。CS最終戦の桧山の
ホームランの時も・・・。楽天のジョーンズがカーブで
三振したとき、にやっと笑ってベンチに帰ったよね。
ふん、力勝負できないのか、カーブを投げてくるの
って感じで…。
あれが4番打者の格好良さだと思うよ」
私は彼のこの発言に本当にガッカリしました。挑発といえばその時のジョーンズのふん、
という態度の方が相手に尊敬の念を感じられないどころか、小馬鹿にされてるようで
よほど挑発行為と思えるのですが。この人とは感覚が違うのだな、それ以上に所詮
掛布は西岡のグラディが気に食わず、相手への尊敬が感じられない云々は単なる
屁理屈に過ぎないのだと納得しました。
岡田彰布も「あれは弱いチームのする事」と返し、従来の掛布と
岡田は犬猿の仲は単なる噂だとオールドファンは納得したでしょうが私は二人がこれらの
言動から掛布と岡田は監督の器ではない事も納得できました。
説得性に乏しいグラディ批判側の人々
そもそもグラディが国際試合では考えられず乱闘になる、と述べたのは新コーチとして
就任し海外経験も豊富とされる高代氏によるもので大リーグ経験のない掛布も彼の意見
を使ってサンデーモーニングで批判したのでしょうが先にも述べたように掛布のその言動
は根底は自分の好き嫌いによるものだし、その高代も岡田と共にオリックスを更迭されて
います。吉田義男も「あれはあきまへん」と言ってますが川藤に選手の面倒を押し付けて
良い所取りしてた風見鶏監督という印象しかなく、批判する阪神OBたちにハッキリ言って
説得性はありません。それどころかこれらの人々が選手が明るくなった事やファンを念頭
においていない、あくまで自己主張だけの意見だった事に、いずれも人の上に立つ資格の
ない人達だと思いました。後に掛布は私生活まで踏み込もうとした阪神ファンは嫌いだった
と述べていますが十把一絡げにファン全員を批判するのはどんなものだろう?そしてその
過激なファンであっても彼らが球場に足を運んでくれるから高額な年俸を頂けるのに
そこまで頭に入ってないんだろうか?そう思うと阪神ファンでなくても憤りを感じます。
阪神以外では杉内俊哉も西岡グラディを批判してましたが、生来の負けず嫌いな性格と
2010年、彼が福岡ソフトバンクホークスの投手でその西岡がキャプテンだった千葉ロッテ
とのCS最終戦先発で打ち崩された事を根にもっての発言だったのかもしれません。
しかしその彼も今年の楽天での登板いずれも2回でKO。口だけの人だなと思いました。
気がかりな現役選手の小●●呼ばわり
その秋季キャンプでは掛布DCは新井良太を小ミスター、森田を小バース、今成を小掛布
などと小●●呼ばわりをしていましたが私は何か掛布自身を含め諸先輩を超えるな、と
彼の深層心理の中で現役選手達に訴えてるような気がして良い感じを受けませんでした。
監督はおろかコーチ能力すらあるのか?疑ってしまいます。今となっては監督はもちろん
コーチとしても復帰してほしくない人だと思うまでになりました。亡くなった久万オーナーや
楽天の三木谷オーナーに掛布を見る目があったと敬服いたします。