広福女王♡仙台334の広福菜根譚その25

チームの雰囲気が非常に良い阪神タイガース

現段階で12球団で一番、雰囲気の良いチームは間違いなく阪神タイガース
だと思います。昨日の巨人阪神戦までをみて思った事は阪神タイガースの選手達が
勝とうが負けようが楽しい野球をしていると思います。5月5日とのヤクルトの試合でも
負けたものの新井貴浩と新井良太のアベックHRで同点に追いつく
など非常に楽しませてくれました。実際にこの兄弟、特にお兄さんの方が今年に入り
非常に活き活きしているように見えますが気のせいでしょうか?

得点の入った時の集団ハイポーズ

また得点が入った時に選手が集団で手を伸ばすポーズをするようになりましたが、
これなどをみていても見てる私まで自然と非常に楽しく思えるようになりました。
まるで一昔前の千葉ロッテの野球をみてるみたい・・・・。
その時、私は今年から千葉ロッテに在籍した西岡剛が大リーグを経由して阪神に移籍
した事に気づきました。調べて見ると例の得点が入った時の集団ポーズもやっぱり彼
の考案によるものだったみたいです。西岡一人が入った事で去年まで暗かった阪神の
ムードが180度ガラっと明るく良い方向に変わった。西岡が阪神に入団した頃はあまり
評判がよくなかった、が蓋をあけてみると明るく纏まりのあるチームへと変わった、
非常に好ましい事だと思います。事実、現段階で阪神は2位です。
圧倒的な戦力を持つ巨人を相手に他チームが負け越してるのに唯一まともに
対抗してるのは阪神だけ。アンチ巨人の旗頭として胸を張れるチームになりました。
勿論かつて、「駄目虎」と言われた頃の面影は全くありません。

「駄目虎野球」→「広島ヒタムキ野球」「千葉ロッテ」の楽しむ野球

かつての阪神は今の阪神と正反対に実力派の選手がいても、纏まりや協調性に欠けた
野球だったみたいですね。江夏豊が登板した日は江夏が嫌いだから、わざと手抜きして
試合に負け、江夏を敗戦投手にした、という話も聞いています。それでも巨人V9時代は
阪神は常に2位か3位の位置にあったと言いますから纏まりや協調性、組織力があれば
どれだけ勝っていたでしょうか。しかしいつの間にか巨人V9時代が終わると共に皮肉にも
弱体化し、内輪もめの絶えない駄目虎チームへと変貌しました。85年は珍しく選手が一丸
となって活躍したものの長続きせず、昭和の終わりと共にバースも掛布も去り、紛争だけは
相変わらずのチームとなりました。

2000年に入ると野村克也氏や星野仙一氏の監督就任で阪神の駄目虎ムードに変容が
起こり始めました。そして決定打だったのは
広島カープからアニキこと金本知憲が加入した事でしょう。
金本の広島カープ時代から変わらぬ、ひた向きで真面目な姿勢が、ぬるま湯だった阪神の
空気を一変させ、2003年と2005年はセリーグを制覇しています。

特に2005年は本拠地、甲子園で宿敵巨人相手に優勝を決めたのだから
阪神ファンにとってはたまらなかった事でしょう。(その後の日本シリーズも当時、西岡が
在籍した千葉ロッテに4連敗というのもたまらなかったはずですが)

しかし広島カープが途中まで良い所まで行ってもガス欠を起こすように金本を中心に良い
影響を及ぼしたカープ的ひた向き野球も綻び始め2008年には1996年の広島カープの
11.5ゲーム差をひっくり返された以上の13ゲーム差を巨人にひっくり返されて以降、再び
低迷し、広島ヒタムキ野球も賞味期限が切れ、2012年、アニキ金本も引退し、再び阪神の
暗黒時代が始まるか・・・・にみえましたが西岡の加入で、嬉しい誤算となりそうです。

千葉ロッテの野球の他、新庄「剛志」の影響も受けた西岡「剛」


現在の阪神は西岡によってかつての千葉ロッテの「楽しい野球」の今の伊東勤監督の
千葉ロッテよりも踏襲してるのは間違いないと思います。しかしそれ以外に、かつて
阪神に所属した新庄剛志の影響をも西岡はかなり受けていたのには知りませんでした。

実際、メジャー時代は登録名を「TSUYOSHI」にしてたようですが、これも新庄が日本ハム
時代「SHINJO」を登録してたのを参照にしたようですし。

事実、西岡をつぶさにみると確かに何となく新庄の面影がありますね。
新庄は日本ハム時代、羽目をはずし過ぎる面があったものの西岡の場合、それがなく
過不足なく阪神に良い影響を及ぼしてると思います。思う通り力を発揮できない時、
地面を叩くというのも物に奴当たって他人に危害を与えないという意味でも大変よい
怒りの表現だと思います。

もしかしたら優勝も?


こんなにハイテンションの阪神をみたのは1985年以来なのではないでしょうか?
確実に2003年や2005年、2008年よりも上回ってると思います。何よりも阪神の選手が
楽しんで野球をしている、という点が大きいです。
もしかしたら、このまま勢いが続き優勝するのではないか?と思ってます。
良いムードなのは12球団一であるのは間違いありません。

本日の広福教訓


一人が組織に入っただけで険悪な雰囲気も一機に好転する事もあるものだ。