広福女王♡仙台334の広福菜根譚その22

福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテに3連敗

5月4日、5日、6日、福岡ソフトバンクホークスが千葉ロッテと地元福岡ヤフオクドームで
雌雄を決したものの予想外の3連敗を喫しました。
それに前後して市民球団で資金の限界で補強できない広島カープ
資金も豊富な巨人5月3日、4日、5日の東京ドームでの3連敗は理解できますが
パリーグの中で資金も豊富なはずの福岡ソフトバンクホークス
ロクに補強もせずに今シーズンを臨んだ千葉ロッテマリーンズ
地元三連戦を三連敗した事は地元のホークスファンも納得できない
のではないでしょうか。

どうして福岡ソフトバンクホークスはこのような結果をもたらしたのでしょうか?

捕手出身の監督と野手出身の監督の差

ホークスの監督は秋山幸二、マリーンズの監督は伊東勤。現在の西武監督の渡辺久信
と共に80年代から90年代前半の西武黄金期のメンバーですがそれぞれ野手、捕手、投手
とポジションが違い、監督采配も違うような気がします。西武の渡辺監督はスポーツ番組
でみるに、非常に選手とコミュニケーションを大切にし気を使いますが、秋山監督と伊東
監督は二人とも熊本出身の肥後もっこすのせいか無愛想で気を使わない感じがします。

しかし伊東監督の場合、捕手だったせいか常に状況を判断し将棋かチェスをするが如く
臨機応変に選手を上手く使い込んでる気がします。対して秋山監督の場合、状況判断
能力は劣ってるような感じがします。また伊東監督と共に気を使わない、と書きましたが
実は気を使わないのではなく気が使えないのではないか?と思います。ハッキリ言って
広島の野村謙二郎監督とそう違わないのではないか?とも思ってしまいます。

しかし、いずれにしてもわが仙台を本拠地としている楽天の横暴な星野仙一や、
中日の現監督で権藤博元ヘッドやファンと喧嘩する高木守道の中日OBの両監督の
お爺ちゃん達よりはマシだとも言っておきます。

ソツのないプレイをする千葉ロッテマリーンズのナイン達


シーズン前には野球評論家に横浜DeNAと並んで酷評された千葉ロッテですが
蓋を開けてみれば現在、補強豊富な福岡ソフトバンクホークスを凌いで2位です。

落合博満が監督の頃だった中日を見ても思ったのですが野球はやはり守りが主体
なのではないかと本当に思ってしまいます。対して福岡ソフトバンクは攻撃に重きを
置いてると思いますが九州色の野球と言えると思います。広島も現監督や緒方孝市、
怪我で戦線離脱した前田智徳が若かりし頃、ビッグレッドマシーンと言われた90年代
までは九州の出身者が多く、その特徴が現れていました。しかし、いかんせん打線は
水物であり、広島カープは91年以降20年以上も優勝と縁がありませんしホークスも別
のノートでも挙げましたが何度もプレーオフ&クライマックスで途中敗北し2003年から
2011年までの8年間、日本一になる事ができませんでした。脇が甘く守りが疎かだと
いくら打線が強くてもどうしようもない事がわかります。

福岡ソフトバンクホークスの素晴らしい天敵、千葉ロッテマリーンズ


そういえば福岡ソフトバンクホークスは千葉ロッテにプレーオフやクライマックスで2005年と
2010年、手痛い敗北で日本一を千葉ロッテに譲っています。特に2010年のクライマックスは
アドバンテージもつき地元開催で十中八九ホークスが日本シリーズ進出と思われてたのに
まさかの敗戦は痛かったですよね?

これは最終戦に秋山監督が初めから和田毅を使えばいいのに杉内俊哉を使った事が
大ミスだと今でも印象深いのですが、通常のシーズンでも福岡ソフトバンクはなぜか
千葉ロッテを苦手としているようです。相性もあるかもしれませんがソツのない野球をする
チームに打線は強くとも雑多なプレーをするチームが敗れた当然の結果だと思います。

福岡ソフトバンクホークスも広島カープ同様、勝ち急ぐ結果、敗退する


さらに福岡の野球は西鉄の時もそうだったようですが広島の野球同様、結果オーライで
勝ちさえすれば内容はどうでもいいような所がある。ファンがそう思うのならともかく選手や
まして監督までそう思うのなら言語道断です。反省がいかされていない、という事でもあり
それが福岡ソフトバンクホークスや広島カープが勝てない理由だと思います。勝利を求め
過ぎる結果、かえって現実に勝利から遠ざかってるのは何とも皮肉な話です。

広島に至っては本でも「神様、そろそろカープに優勝を」という情けないタイトルの本まで
出ましたけど広島も福岡も何か依頼心の強い甘い面があるような気がします。

かの三国志の曹操は和少ない敗戦もなぜ負けたか?徹底的に研究し同じ失敗を
繰り返さなかったそうです。その姿勢を見習わない限り福岡ソフトバンクホークスも
広島カープも駄目だと思います。

本日の広福教訓

勝つと思うな、思えば負けよ。反省・研究を怠るべからず。