$Johnny's blog-Toyota 86 (私の愛車、ではありません。)

先日、帰宅途中の車の中でFMのA.O.R.という番組を聞いていたのですが、
私のアンテナに引っかかったので少し触れてみたいと思います。

DJは、ユキ・ラインハート(Yuki Rhinehart)さん。
お名前からもわかるように、お父さんがアメリカ、お母さんが日本人のハーフの方です。

英語も日本語も流暢に話されますが、
そんな、ほぼ英語のnative speakerであるユキさんが
以下のようなことを言っておられました。


日本では、車の前方部分を「ボンネット」、後方部分の荷物入れを「トランク」と言いますが、
実はアメリカ英語とイギリス英語が混じっている、というのです。

どういうことかというと、

ボンネット」は、
 アメリカでは "hood"
 イギリスでは "bonnet"

トランク」は、
 アメリカでは "trunk"
 イギリスでは "boot"

というふうに、呼び方が異なります。


つまり日本語では、

車の前方部分を指す言葉として、イギリス英語の「ボンネット」を採用し、
車の後方部分を指す言葉として、アメリカ英語の「トランク」を採用した、

ということになります。

そして、ユキさん自身、このことを最近知ったそうです。

私自身は、ボンネットをhood,トランクをtrunkとアメリカ式に覚えてたので、
"boot" については新鮮でした。

ちなみに、調べてみると、
イギリスでは "car-boot sale" というものがあるそうです。
これはいわゆる「フリーマーケット」(flea market)のことで、
個人が所有する使用可能な不用品を屋外で展示販売することを指すようです。

車のトランクに品物を積んで開催地まで運び、そのままトランクを陳列台にしたことから
こう呼ばれるようになったとのこと。
$Johnny's blog-car-boot sale

アメリカでは "garage sale" が有名ですが、これは個人のガレージや庭先で売るやつですね。
アメリカで、"car-boot sale" に相当するものは、"swap meet"(不用品交換会)でしょうか。


"boot" に話を戻しますが、複数形bootsはもちろん「ブーツ」ですね。
その他に「新兵」という意味もあります。

少し前になりますが、"Billy's boot camp" はブームになりましたね。
ビリー・ブランクス(Billy Blanks)さんが考案した、軍隊式エクササイズのことで、
DVDが爆発的に売れました。

"boot camp"とはもともと海軍や海兵隊の新兵(boot)のための訓練所のことで、
それが新兵に対して行われるトレーニング自体を指すようになったのだそうです。

最近運動不足なので、ちょっとやってみようかな、と一瞬思いましたが、
多分5分と持たないでしょう...。