喪主のあいさつ。
先日、少し年上の先輩のお父さんが亡くなられました。
数年前から癌で徐々に悪くなられ、
元旦早々に救急車で運ばれ 余命3ヶ月と宣告を受けて
それから わずか2週間で亡くなられたようです。
数日前に電話で状況を聞いていた僕でも衝撃を受けました
そして雪が積もった日の夕方に 先輩自ら亡くなられた連絡を受け
僕らの仲間数人でお通夜に出掛けました。
喪主を務める先輩の様子は、僕ら弔問客に心の動揺を隠しつつ
心配掛けないようにしようとしているふしを痛いほど感じました。
僕に こそっと耳元で
『何かさぁ 何をどうやって言っていいのかパニックで
みんな来てくれて感謝してるのだけど
言い足りて無い様なきがする 失礼があったらごめん』 と
病状の結末は覚悟してたもののあまりにも突然の事で
相当参ってるようにもみえたので僕らも早々に斎場を後にしました。
帰り際 僕が
『明日葬儀でしょ 色々大変だから早く 休んだ方がイイ
俺も明日 葬儀にも出るけど喪主の挨拶で長かったら
チーン
って鳴らすから』と冗談を言いました
それに対し 先輩は 軽い笑顔で応えてくれました。
この先輩 もうかれこれ30年以上の知り合いです。
実はうちの店の元店長で めちゃ頭のキレが良く
いつも頼りにしているのですが
僕のようなオッチョコチョイで目立ちたがり屋とは違い
恥ずかしがり屋さん。
とある 会にて 僕が司会みたいな事をしていて
『じゃぁ○○先輩 冒頭の挨拶をお願いします』突然のムチャ振り
後に『おまえ 俺がそういうの苦手だって知ってるだろっ
』と
叱られた事もありました。
そんな先輩が喪主の挨拶
翌日の葬儀 参列者の最後列に僕は参列しました。
最近歳のせいなのか色々なかしこまった席に出席する事が、多くなってきました。
その度に式典・会合の壇上から色々な方々のお話を拝聴します。
聞いてて共感したり、引き込まれるような話し方、感動する話
それとは真逆に何が言いたいのか 堂々巡りでわけわからん話
これらは、僕的な勝手な解釈ですが 経験、場数も大切だと思います
場数経験が豊富なほど席上にあった言葉遣いを難なく使えると思います。
しかし 根本は話される方が 聞いてくださる方々に
心に思っても無い事 経験も無く無知な事 心で嘘偽りがあると
いっくら 言葉で己を着飾っても
何言ってるのか判らん 堂々巡りでわけわからん話になると思います
無論 聞いてる側はその人を一発で見抜きます。
場数をこなし 話す機会をいっくらこなしてても 人の心をぎゅっと掴む話は
やはりその人の生き方、行動が伴っていないと 心打たれません。
葬儀の最後の喪主の挨拶 先輩は 涙をこらえて話されました
お父さんがお世話になった皆様への感謝 育ててくれた父親への感謝
先輩の優しい人柄を伝い ご参列者の皆様に伝わったそんな気がしました。
僕も40後半になってきました 順当に行けばそんな機会がやってくる事も・・・
そんな事は できるだけ遠くが良いですが 避けられる事ではありません。
この度 先輩の喪主の挨拶を拝見し 生き方と口から出る言葉が
素直に心の中に響きました。