私は、短大の頃に国文科にいた。
そこで、選択科目の中に児童文学というのがあって、
そのゼミを受けてたの。
子どもの頃から、絵本とか児童書の類が大好きで
当時からたくさん所有していたし
お気に入りの作家もたくさんいたんだけど
短大の頃のあの授業を受けたことで
絵本の本当の楽しみ方だとか
児童文学の持つ大切な役割だとか
そういったことをたくさん学べたと思っています。
私の人生の中で、あれほど充実していた授業って他にないくらいで
一番、人生の指針になったのもあの授業だったなと思ってます。
その時の講師の先生から教えてもらったのがきっかけで
隣の市にある絵本の専門店に足を運んだ。
そこで、店長さんに出会って、
それから私の読み聞かせ人生が始まったわけなんだけど…
私のデビュー戦。
今でも鮮明に覚えてるんだけど(;´▽`A``
読んだ本は、レオ・レオニの
「アレクサンダとぜんまいねずみ」
小さな読み聞かせ会だったから、
集まってたのは子ども達とお母さん方を合わせても20人くらいだったかな。
ものすごく緊張して、読むのが精一杯で
読みながら、間延びしている感じがすごくよくわかった![]()
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私が、絵本を読むのに慣れていないっていうのもあったし
それよりも何よりも、
絵本を読んであげることを楽しめてなかったんだと思う。
アレクサンダのあの絵本は、大好きな絵本ではあったけど
読んであげるとなるとまた別問題。
全然、気持ちを込めることもできなかったし
ホントに、ただ、棒読みしただけで終わっちゃったよなぁって。
思い出すと本当に冷や汗出ちゃいますが(笑)
やっぱり、人前で読んであげるというときは
ちゃんと読み込まなくちゃならない。
作者が何をつたえようとしてるのか
読み手の側は、自分なりにそれを感じて
伝える役目を担わないといけないって気がするんだ、今は。
美輪明宏さんが、歌を歌う時に
「この歌がどう歌われたがってるのか、それを考えて歌う」
というようなことをおっしゃってたことがあるのね、テレビのある番組で。
私
「そうか!!じゃぁ、絵本を読むのだって同じで
絵本がどう読んで欲しがってるのか、考えるのは間違ってないんだ
」
って何だかすごく嬉しかったんだ![]()
…もちろん、赤ちゃん向きの絵本を大きい子や
小学生に読むのは無理がありすぎるけど
そうではないいろんな絵本を、自分の目で確かめて上で
魂が揺さぶられたなら、どんな学年の子にも読んであげたらいいんだと思う。
それぞれに、いろんな感じ方ができるはずなのよね。
同じ本でも、小さい時に読んだのと
大きくなってから読んだのと
更には、大人になってから読んだのとでは
その印象がまったく違うでしょう。
つまり
一応の対象年齢は設定してあっても
赤ちゃん絵本とかでない限り、
また、やたらと難しい言葉が連発されるような本でない限り
どんな子達に読んであげても間違いなんてことは
ないんだと思う。
いい絵本っていうのはね
読み手が意図しない部分で、必ず、子ども達に
何かを訴えかけてくれるんだよね。
そういうパワーのある絵本こそ
魂の篭った本物の絵本だと思う私でした![]()
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ちなみに
子ども達の前に出て、絵本を読み始めると
何かが降りてくるのを感じるのよ、毎回。
練習してる時には出てこなかった読み方だったり
あ、この台詞はこう読めばいいんだ!みたいのが
その場で突然わかって、口から勝手に出てきたりするの。
私はただ、ただ、
絵本や、そのお話しが伝えたがってることを伝える担い手になりきる。
そんな感じでございます。
