毎年、この時期になると第二次世界大戦の頃のことをテレビなどでもやる機会が増えますね。
中学でも小学校でも、福岡大空襲のこととはまた別に、広島・長崎の原爆の話もあったようです。
どの程度の内容が伝えられいるのか、それはわからないけど…
でも核の脅威や戦争の悲惨さを子どものうちに知るのは大事だと思います。
私は折に触れて、子ども達に戦争はいけないと教えています。
なかなか難しいテーマではあるし。私自身は戦後の
「戦争を知らない子ども」
なんだから、実際の体験をした人より説得力はないと思うけど…
でも、戦争はダメだ!!と言うことを我が子に言い続けるのは親の役目だと思うから。
…私はかつて、聴覚障がい者の福祉団体に勤めていました。
手話通訳兼事務員として。
手話を学びたいと思ったきっかけのひとつに、ある戦争体験談がありました。
…高校の夏休み。
何の気なしに、テレビをつけたら…
年配の女性が一人、画面に写し出されていたの。どうやらスタジオらしいけど…
「何してるの?ん?これ手話???」
当時の私は手話がどんなものか、ほとんど知らなかった。ただ、耳の聞こえない人の言葉だってことだけは知っていた。
その年配の女性は苦しそうな表情をしながら、必死に、被爆体験を語っていたのでした。
そのまま気になって、見続けていると…
画面には映らないところにどうやらこの手話をわかる人がいるらしい…のがだんだんわかってきました。
英語の通訳をするように、老婦人が手話で語るのを、音声言語に訳してくれてるの。
手話は視覚的な言葉であるし、手話にできない表現は素晴らしくリアルにパントマイムのように、目で見てわかるくらい巧みに表現されるの。
「熱くて熱くて、喉が乾いて苦しかった、水が飲みたかった」とか
「たくさんの焼けただれたボロボロになった人がユラユラと橋を渡って行くのが見えた」とか…
声だけで聞くのとも、写真や絵だけを見るのとも違う。
見たままを覚えていた聴覚障がい者の被爆者の情景描写と、臨場感たっぷりに通訳してくださる女性の声とがものすごく合っていて…
あんなにリアルな体験談はそれまで見たことがなく…
「体験談も印象的だけどあの手話を訳してる人もすごいっ!!!」
て、かなりなショックと感動を覚えた当時の私。