
M天体とはフランスの彗星観測家メシエが彗星を探すときに彗星と間違えないようにと作った
星雲星団のカタログのことであり、NGC天体とはイギリスのドライヤーが1888年に作っ
た7840個の星雲星団+αのカタログです。もちろんメシエ天体も含まれます。
そのメシエが一番につけた天体と言うことで「M1」なんですねー。
また、メシエ天体などのメジャーなものには「別名」があり、例えば、M45はプレアデスと
か、M44はプレセペとかですが、このM1にも「別名」があります。
「かに星雲」と云う名です。本当は、星の最後(超新星爆発)の残骸(残留ガスの広がり)な
んですが、その形が「かに」に似ていることから、このような名前が付きました。
双眼鏡の対象としては、ちょっと小さくて、天体写真で見るような細かい模様を見るにはやは
り30センチ級が必要です。