


極軸には自転車の前輪用のハブ(新品)を使用しています。
ベアリングが入っているので動きはスムーズです。
軸に5mmほどの穴が通っているので、これを覗いて北極星(北極)に合わせます。(極軸望遠鏡の代わり)
追跡装置部分はタンジェントスクリュー式の微動装置を製作し組み込んでいます。
これもボルトは市販のズンギリボルトではなく、ダイスを使ってネジを切って、精度を上げています。
これの両端に小型ベアリングを配し、動きはとてもスムーズです。
ムービンクピースは円柱状の頭付きボルトを使用し、頭の部分に電気ドリルで下穴を空け、タップを立
てて製作。アームは廃材のジュラルミン板を加工しました。本体の枠はラワン板で製作。
底面にはカメラ三脚を接続するための1/4inchタップを施した厚鉄板を取り付けてあります。
乗せているガイドスコープは塩ビパイプで製作した4センチfl=220mm、F5.5のアクロマート
屈折です。2倍バローレンズ+AH5mmをつけて88倍でガイド撮影します。
(あまり長焦点レンズは使えません135mmが限度でしょうか)
レンズフード、本体、ドローチューブの全てを塩ビパイフで製作。
鏡筒受けは木製の台座にステンレスバンドで固定するようにしています。
可動部分の精度よりも、架台とカメラ三脚との接続部分の強度・剛性を確保するのに苦労しました。
意外にグラグラと落ち着かないので、厚鉄板を使うハメになりました。