設定
「登場人物」二人
先輩と後輩
概要
ふたりは、おなじ高校の
卒業生 なんとなく顔だけは知っていた。
それが、卒業後、派遣先でバッタリ出会う
成績は悪かったが、ふたり、ともに、正直 根はマジメ
かけがえのない「友」となり、ホンネを語り合う
派遣の仕事のあとの、公園のベンチでの会話
先「普通選挙って、まだ、100年しか、歴史ないんだってな。
後「へええ。あ、そんなもんなんだ。
先「それも、すったもんだで、ようやく、普通選挙になったんだって。
後「へえええ。たった、100年ですか。なんか、みんな粗末にしてますよね。
せっかくの選挙権
先「うん。それでな、昔は、女にゃ、選挙権いらないって、ハナシがあってな
後「はぁ。なんで?
先「昔は、どうせ、父ちゃんと同じ候補にいれるからだってさ。
後「ああ。ああ。そうかもしれないですね。
先「で、せっかくの普通選挙も、買収だの、ボスとおなじ人に入れるとか、ひどいもんだったんだつて。
後「へええ。みんな、けっきよく、勉強が嫌なんですね。空気、読んで「迎合」しちゃうのかな?
先「いまも、おなじだな。
後「そうですねぇ
先「スマホ、ちゃかちゃか、やってっけど、大したこと、調べてねえぞ、
後「あああ、ホントですね。機械は進歩してっけど、自分で作ったわけでもないし。人そのものは「退化」してますね。
先「そうだよ。これ「退化論」だぞ。スゲエな。
後「スゲエです。「退化論」の大発見です。
先「オレたち、ズゲえよな
後「スゴイんですけど。ねぇ
先「…暑いな。アイスコーシーでも飲みいくか?
後「そうですね。いきまかすか
「退化論」
アナタは「退化」している!
なんちゃって。