テレビで放送されると、原作料が入る。

映画化もそう。

作者としては、ありがたい。

が、最近では、そうでもないようだ。

 

水木しげる先生の場合、戦地で片腕を失い、帰国。

紙芝居から貸本漫画家に。

極貧の生活で、ようやく、少年誌に連載になったころは、40歳を超えていた。

貸本漫画から、少年誌で成功したのは、ほんの数人。

 

いまでこそ、有名な「ゲゲゲの鬼太郎」

難度も、アニメか、実写化されている。

 

貸本時代のタイトルは「墓場の鬼太郎」これでは、テレビでアニメ化は出来ないということで「ゲゲゲの鬼太郎」に変更。

内容も誰が脚本を書くのだか、イマイチ、イマニ。

 

それでも、有難かった。ようやく人並みの生活に。

1968年。のこと。

 

ま、ご不満な方は「原本」を読んでくださいくらいの余裕があったか。

テレビなんて、めったに、いい作品はないんだから。

というくらいの、肚があれば。

 

とも、思うんだけどね。

あまりに、自分の作品に対し、ナイーブ過ぎたか?

 

これ。この世界観、テレビじゃ無理でしょう。