「いいよ、いいよ。オマイさんの芸のためだもの」って言ってくれてね。
(涙。)ね。
芸のため。ねぇ。
「芸」は、TVが認めなくても、「芸」は「芸」なのよ。
しかも、この身分で、晩酌もしてるのよ。発泡酒だけどね。一本、108円の、リーズナブルなやつね。カミさん、いろいろ買ってきて、くれるのよ。
「あんた、こんなの、あったよ」って。日本酒の一合パック。「灼熱の大地」っての。88円だったって。
あら、これ、アフリカの日本酒だわよ、ってね。
凄げぇ味だったね。ちっと、こう。たとえが、みつかんない。
いいオンナだよぉぉ。
わたしと、結婚するまえは、もっと、いいオンナだったんだって。落語界の都市伝説なのよ。誰も、いいオンナだったとき見たことないの。ま、仲人口ってやつだね。
この、ハナシ、またに、しますか?
やります?
もう、どうでもいいのね。わかんないのよ。一般大衆は、「〇点」見てれば、いいのよ。言いすぎかな。「笑〇」出たら、仕事と、増えるし、ギャラは、桁違いだからね。
あ、まぁ、今日は、
とりあえず、なんか話してね。終わると、3000円なのね。あと、5分くらいかな?
いえいえ、実は、そうでもないのよ。これでも、リッパな話芸なのよ。なかなか、ここまでになれませんよ。と、まぁ、うぬぼれてるけどね。
実は、わたしなんか、古典で「どうしたいクマさん」なんて、つまんないもん。
いくら、落語ブームだっていっても、関係ないね。それより、なんか、こう、世間との白兵戦っていうかな。面と向かって、対峙するっていうかな、やりますよ。腐っても鯛の、心意気。は、何、言ってるか、わかんない?
まぁ、メディアの後押しないと、どうにも、なりませんよ。
ま、それで、失敗してんだけどね。
ま、これは、古典の、典型的な落とし方、ね。
志ん生師匠の「バカじゃ、できませんよ。だけど、だけど、利口じゃ、なを、やらないね」って。これが「芸」の「道」だよね。発泡酒、飲んでね。
しかし、志ん生師匠の、
あの間は、凄いね。あの、愛嬌、フラ。まねできないねぇ、憧れちゃうよ。
「人権」のある時代には、無理だ、ぇ。
クビつるやつの、脚ひっぱる奴は、ざらにいる。胴に、ブル下がられたよ。って。凄いねぇ。
えー、あ、そうそう。高校野球という、おハナシです。すぐ、ワキにそれちゃう。確認しときましょう。今日は、最後まで、ちゃんと演りたいと思ってます。ね。
高校野球のおもしろさってのは「人権」が、ないとこかもしんないね。なんか、なんでも、熱血指導になっちゃってね。
しかし、われわれ、話をするのもとして、高校野球の放送というのは、とても、参考になりますよ。
公共放送のほうですけどね。あの、解説の方の気遣いというのは、参考にしないと、いけませんね。ショセ術というか、おもんぱかり、というか、保身なのか、何かわかりませんけどね。
好きなこと、言ってちゃ、どうもなりませんよ。それじゃあ、テレビには出られません。
解説の人、まず、選手を悪く言わないね。そこは、学生さんだもんね。未成年の、将来の日本を背負う、若者だからね。褒めて、育てるんだよね。まあ、技術的にちょっと、ヒドイ選手いてもね、スタンドで、なんだか、妙なのいても、何も言わないね。素晴らしい応援だもんね。
選手が、エラーしますと。
「ちょっっと、バウンドが変わりましたかね」
三振しますと
「いい、スウイングですよ。狙いは、悪くありません」
ポテン・ヒット
「うまく、捉えましたよ。逆らわずに、うまく、打ちました」
とかね。
あと、笑顔が、いいとかね。昔は、ヘラヘラ笑うってのは、いちばん、ダメだったけどね。
選手宣誓も、変わりました。
昔は、バアバアバアって、凄い声だしてね。凄かったぁ。
いまは、地域のみなさまと、家族の支えが、どうのとかね。なんとかってね。
、副音声でぶっちゃけちゃ、やったらどうですかね。いけませんな。
「あああ、あれ、取れなきゃ負けるよお、監督にドヤされるぞぉ」
「あらら、どこ見て、振ってんだろうねぇ。ボール、三つ下、振ったよぉ」
「根っこに当たって、たまたま、ポテンだけど。セカンドは、あれ、取らなきゃ」
これ、いけませんね。高校生が、一生懸命やってますからね。教育の一貫ですから。学生さんの大会ですからね。でも、といって、あれは、文部省の管轄じゃないんですね。
朝〇新聞さんの、お偉いさんが、高野連のなんかなになるのかな?
あ、時間。
あ、そう。あ、客席に、は。誰もいない。
あ、3000円は、くれる
へ。あとは、外で、呼び込み、やってこい。
はいっ。