17時間の勤務を 終えて帰宅し 自分の色々 が落ち着くと …
思考のほとんどを 持って行かれる 時間および患者がいる。
昨夜の場合は 高齢の男性患者で 彼は 何度 説明しても すぐに 自身が 何故に入院しているのか 忘れてしまう。
暴力をふるう事も 暴言を吐く事もない 穏やかな いわゆる(認知症)の彼の 最大の悩みは
(トイレ)のこと。
熟睡できず ある程度の時間 眠ると モソモソ動き出し…
聞くと 「トイレ行きたくて…」
身体を起こして 靴を履かせて 車イス
に乗せ トイレに 連れて行き 便座にすわらせ…「終わったら 呼び出しボタン押してくださいね。」 他の患者には そうつげるが 彼は信用できない ので 近くで待つ。
離れて 転倒しかねないのだ。
彼の 用が 終わると また支度して 車イスで ベッドに 寝かせ 「おやすみなさい。」と 一連の 対応は終了する。
しかし…………場合によっては 10分たらずで また彼の「トイレ…」が 始まる。
仕方ない…仕事なのだから…。
また 同じ過程を経て トイレに行き そしてベッドに戻す…。
あきらめて 対応にあたるが 他にも患者は居て 点滴を見に行ったり 検温した結果を 記録したり。
そのうち 頻回である彼の訴えに 「トイレは 行ったばかりだよ。すぐに行っても 出ないから ちょっと1回見送ろう。」などと 言ってしまう…
しかし 彼の気が収まるわけは無く トイレに行くまで ナースコールは鳴り…
結局 再び トイレに誘導する。
その くり返しを 何十回と 続け 夜は更ける…。
朝 勤務時間が終了をむかえ 日勤に引き継ぎ 自分たちは バックヤードに 引き上げ しばし 雑談に花を咲かせる。
今朝もだ。ようやく重い腰を上げて 自分のバッグを 持って 帰ろうと すると 例の彼が 車イスに 座って ぼーっと していた。
「〇〇さん! またね!」 と 手を振ると 「あ~ 早番?!」などと 言う。この病棟には 早番などという シフトは ないのに(笑)
昨夜から今朝まで いたわたしの事も もう分からないのだ。
「夜勤だったぢゃーん!わたし。」と言うと 「あぁ~。…え?で、まだ居るのっ?!」 と 合ってるような 合ってないような会話になった。
そんな 彼に 昨夜 「トイレは行ったばかり!行っても出ないよ!」と 言ってしまった事が 心に残る。
おそらく彼は 覚えてはいないと 思うが、 正月勤務で 日常とは 比べ物にならない くらいに 業務に余裕があったのに…だ。
帰宅すると 悔やまれてならない。いつも 何かしら こんな気分になる。
今日の 印象に残る事 となった。
次回の勤務の日に 彼がまだ入院していて欲しいような 退院していて欲しいような…複雑な気持ち。
を 残す 仕事はじめ だった。