弦楽器が好きだ、と言った口が塞がらないうちにブラバンに入りました。
いやあ~、ナベサダ流行ってたんですよ。あの頃はフュージョンって言ったかな。どうして僕はこう流行りものに弱いんでせう。
サックス吹いてみたい。
思い立ったら止まらずⅠ君とブラバンに入ることになりました。当然二人ともサックスやる気満々。しかし、世の中そんなに甘くはありません。ブラバン内の割当てがありました。僕はトランペット、I君はバリトンサックスでした。
トランペットは難しかった。唇をブーと安定して震わせるのが難しいんです。そして、あんなにツバが溜まるもんだとは思いませんでした。I君はといえば、腹圧が足りないからでしょうか、音がひっくり返ってうまく吹けません。けどその音が、ジミヘンのフィードバックやハウリングの入った滅茶苦茶なアドリブの音にそっくりなんです。これはビックリ。
ひと夏遊べました。そう、基礎練習もしないで、ルパン三世のテーマを勝手に吹いていた二人はあっさり首になりました、ひと夏で。

次回、高3学祭に出るぞ につづく