N君の家へ向かう僕はウキウキでした。お金はお小遣いをかき集めて何とかしました。
こんちわ~ギターもらいに来たよ。
こっちこっち~これだよ。
ガーン!エレキじゃん。
元来脳天気な僕は勝手にアコギを思い浮かべていたのです。あれだけロックを聴くようになっていたにも関わらず。まあ、フォークも歌謡曲も相変わらず聴いていたんですけどね。でもギターには変わりありません。台形の平べったいダンボールに入ったギターを抱え、僕はそっと家に戻りました。そして素早く自分の部屋に入るとベッドの下にギターを潜り込ませまたのです。親には内緒にしていましたので。
次の日学校から変えると早速ギターを出し弾くことにしました。どうやって? そう、どうすればギターを弾けるか、僕は知っていたのです。
つづく