西院伽藍を出て、そのまま東院伽藍へ向かう途中に、白壁の高床倉庫が見えますが、大宝蔵院はその横の道を抜けた先にあります。
ここが大宝蔵殿です。僕が毎回、最も時間をかけて見てまわる場所です。残念ながらこちらも内部の撮影ができませんので、文章での紹介になってしまい申し訳ありません。
大宝蔵院は大きく分けて3つの部屋に別れています。
1 仏像や玉虫厨子が安置された部屋
2 百済観音堂
3 刀剣や百万塔などその他の寺宝
という感じですね。
大宝蔵院は平成10年の完成ですが、それ以前は別の建物で大宝蔵殿(名前がそっくりでわかりにくいですね)という場所で寺宝の公開を行なっていたそうです。大宝蔵院に収蔵し切れないものがまだ残っていて、春と秋の2回の特別公開期間に開放されています。夢殿の特別公開とあわせて見に行くといいかもしれません。
今回じっくり確かめたかったことの一つが、玉虫厨子に玉虫が残っている場所があるらしい、という部分です。
何回も見てきましたが、玉虫色に輝いている部分があったとは思えないのですが、資料を見るとほんの僅か残っているらしいのです。
結論から言いますと、全くわかりませんでした。
玉虫厨子自体はとても素晴らしい工芸美術品なんですが、貼りつけてあった玉虫の飾りはほとんど取れてしまって、焦げ茶色の木の部分しかわかりませんでした。本当に残っているんでしょうか。
それにしてもですが、法隆寺の仏像群は世界一美しいです。
その他西院周辺の建築物などを、簡単に紹介します。
西院伽藍の更に西にある、三経院及び西室です。聖徳太子が三経(法華經・維摩経・勝鬘経)について注釈をつけたことにちなんだ所で、今でもこの3つのお経について、ここで講義を行なっているそうです。
西室部分は、このように細長い構造になっています。これと対になった東室という場所もあって、僧房としてつかわれていたそうです。西室東室は奈良時代、三経院は鎌倉時代の建物だそうです。(すべて国宝)
さらに参拝コースから外れますが、西室の更に向こう側奥に、法隆寺で最も高い場所にある西円堂があります。
まるで夢殿のような八角堂ですね(国宝)。
西円堂付近からみた、法隆寺五重塔と金堂です。ここからの眺めもいいですね。
先ほど紹介した東室の手前にある、聖霊院です。ここには平安時代につくられた聖徳太子像が祀られています。中に入って参拝できます。これまた国宝。
西院付近だけでも、すごい数の国宝建築物があります。いちいち感心していたらきりがないですね。
ということで、いつもならここから東院伽藍へと行くところですが、この日は一旦法隆寺から外へ出て、法輪寺・法起寺へと向かいました。その続きは明日にでも。